Antonio De Rosa

アップルが10月19日午前2時より開催する「パワー全開(Unleashed)」イベントでは、新型MacBook Proが発表される可能性が高いとうわさされています。その新型MacBook Proには、Macとして初のリフレッシュレート120Hzのディスプレイが採用され、ベースモデルでも16GB RAMと512GBストレージが搭載されるといわれています。

新型MacBook Proのディスプレイについては、12.9インチM1 iPad Proと同じくミニLEDバックライト画面が搭載されるとの予想が有力です。ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏もミニLED技術が採用されるとしつつ、120HzのリフレッシュレートになるとTwitterで述べています。

Young氏はこれまでにも、iPad mini(第6世代)の画面サイズが8.3インチになると正確に予想したり、iPhone 13 Proモデルの画面が120Hzかつ可変リフレッシュレート(ProMotion)であると的中させるなど、アップル未発表製品のディスプレイ技術に関して数々の実績があります。

さらにYoung氏は新型MacBook Proの画面は「12.9インチの(M1)iPad Proをスケールアップした」ものになると付け加えています。もっとも、その後のツイートでミニLEDは「100%確定している」と述べることで、120Hzについては少し含みを持たせているようです(ちなみにミニLEDパネル製造はLGディスプレイとシャープとのこと)。

さて、新型MacBook Proに関するもう1つの噂は「ベースモデルはRAM 16GBとストレージ512GB」(従来モデルと同じ構成)という予想です。

こちらは有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Dylan氏がTwitterで語っているもの。また新型MacBook Proには1080pのWebカメラが搭載され(現行モデルは720p)、M1X(M1チップを強化したプロセッサの仮称)は14インチ・16インチとも同じ構成のCPUが搭載されると再確認しています。

さらにアップルは、新たな充電器も用意しているとのことです。新型MacBook Proが磁気で接続するMagSafe充電コネクタを備えているとの噂を考えれば、新たな充電ハードウェアが必要になるのは当然と思われます。

ほかミニLED画面が搭載されるとの予想は、上記のYoung氏とも一致。また14インチと16インチモデルの価格は似たようなものになると述べられています。Dylan氏は以前も、「14インチは現行の13インチよりもはるかに高価になる」と語っており、16インチとの価格差が縮まると示唆していました。

それに加えてDylan氏は、新モデルではTouch Barが廃止される一方で、HDMIポートやSDカードスロットが備わっているとの噂話を肯定しています。全世界のTouch Bar愛好者には悲しいお報せですが、Proモデルに柔軟な拡張性を求めるユーザーには待望のマシンがやって来るかもしれません。

Source:Ross Young(Twitter) ,Dylan(Twitter)

via:9to5Mac,MacRumors