物議を醸している韓国MFイ・ドンギョン【写真:AP】

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五輪初戦で敗れた韓国MFイ・ドンギョンの振る舞いが物議、対戦国メディアも反応

 東京五輪サッカー男子に出場しているU-24韓国代表MFイ・ドンギョンは、22日に行われたグループリーグ初戦のニュージーランド戦(0-1)の試合後に、相手FWクリス・ウッドからの握手を拒否したことで物議を醸している。

 ニュージーランドメディアも「国に恥をかかせたと非難されている」と報じている。

 韓国はニュージーランドを相手にシュート数12対2、ボール保持率63%対37%と優勢に試合を進めたが、後半31分にプレミアリーグのバーンリーで活躍するニュージーランド代表FWウッドにゴールを許して0-1で敗戦。試合終了後、両チームの選手が互いに健闘を称え合うなかで、韓国MFイ・ドンギョンはウッドとの握手を拒否した。

 ニュージーランドメディア「ニュースハブ」は「韓国のイ・ドンギョンはオリホワイツ(U-24ニュージーランド代表の愛称)のスター、クリス・ウッドを無礼に無視して非難されている」と見出しを打って報じている。

 記事ではニュージーランドの選手たちは韓国の選手から祝福を受けたものの、そのなかで「唯一の例外」がイ・ドンギョンだったとし、「国に恥をかかせたと非難されている」と指摘。韓国のファンからは「試合に負けることはあるが、彼の行動はスポーツマンシップに反している」「COVID-19の検疫ルールで握手を拒否することはできたとしても、礼儀を欠いた彼の行動は残念」「勝者には敬意を示すべき」と同選手への批判コメントが続出していたようだ。

 国民の期待を背負って戦うオリンピックという舞台だけに、試合に負けたことよりも、スポーツマンシップに反した振る舞いが自国ファンからも非難される結果となってしまった。(Football ZONE web編集部)