(株)ブルーム(TDB企業コード:502054229、東京都渋谷区千駄ヶ谷3-2-6)は、6月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日監督命令を受けた。
 申請代理人は大形航弁護士(東京都千代田区大手町1-1-2、西村あさひ法律事務所、電話03-6250-6200)。監督委員は山崎和代弁護士(東京都世田谷区北沢2-24-6、弁護士法人山崎和代法律事務所、電話03-3460-5125)が選任されている。

 当社は、2019年(平成31年)3月に(株)BLOCKの商号で設立された。
 もともと、1994年(平成6年)に創業された旧:(株)ブルーム(TDB企業コード:984960117、葛飾区)が玩具卸を手がけ、2000年代初頭に発泡ウレタン製の柔らかいスポンジ素材で作られた玩具「スクイーズ」シリーズが小中学生を中心に大ヒット。世界で累計1000万個を販売し、2004年9月期には年売上高約14億6000万円を計上していた。

 しかし、ブーム一巡後の2011年頃には一時休眠状態となり、2015年頃に事業を再開、2019年8月に当社が旧:(株)ブルームを合併し、商号を現商号へ変更、当社が事業を承継していた。
 こうしたなか、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響により業績が悪化、法的手続きにより再建を目指すこととなった。

 負債は2019年12月期末時点で約29億7100万円。