元京都サンガの石田雅俊に悲劇…韓国2部での新天地デビュー戦で靭帯断裂の重傷、全治最大6週間

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かつて京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津に在籍し、現在は韓国Kリーグ2(2部)の大田(テジョン)ハナシチズンでプレーする日本人MF石田雅俊(26)を悲劇が襲った。

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昨シーズンに水原(スウォン)FCのKリーグ1(1部)昇格に貢献し、今季開幕前に同じ1部の江原(カンウォン)FCへ移籍した石田。ただ、江原FCでは負傷やコンディション不良で定位置を確保できず、つい最近の6月25日、大田ハナシチズンへのレンタル移籍が発表されていた。

そんな石田は翌26日、アウェーの昌原(チャンウォン)サッカーセンターで行われたKリーグ2第18節の慶南(キョンナム)FC戦に先発出場。3-5-2の中盤で新天地デビューを果たしたのだが、前半20分、相手DFキム・ジュファン(20)の左斜め後方からのスライディングで足を痛めてしまった。

当時のシーンを見ると、カウンターの状況でパスを受けた石田の2タッチ目がやや長くなった瞬間、キム・ジュファンの足裏が石田の右足のすねに入っていた。直後、石田は痛がった様子で転倒。主審はキム・ジュファンに一発レッドカードの退場処分を下していた。

その後、石田は前半終了までプレーを続行したが、ハーフタイムでFWウォン・ギジョン(25)と交代されていた。なお、試合は大田が2-1で勝利。大田は2007年以来14年ぶりにアウェーで慶南FCを下した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)石田がキム・ジュファンのスライディングを受けた瞬間

28日に韓国メディア『news1』が報じたところによると、大田の関係者は「マサ(石田の韓国での登録名)が靭帯断裂の損傷を負った。ケガの回復とリハビリに約4〜6週間ほどかかるだろう」とし、「大田に来てからとても意志が強かったので、(石田は)今回の負傷をとても残念がっている」と明かしたという。

続けて、「多くの期待をもって獲得した選手なだけにクラブとしても残念だ。マサが一日も早くグラウンドに復帰できるよう、回復とリハビリに支援を惜しまない」と伝えていた。