災害時に使える意外なもの。ビニール袋はバケツや手袋としても活躍
いつ起きるかわからないのが災害。日ごろから備えておきたいものです。
家にあるもので災害時を乗りきる超・実用的アイデアを、被災体験したイラストレーター・防災士で、3児の母でもあるアベナオミさんに教えてもらいました。
ビニール袋も役立つ
電気やガス、水が自由に使えなくなっても、家にあるもので代用や節約ができればひとまず安心!
意外な使い方をするものもあるので、活用法を心にとめておきましょう。
「断水時、ゴミ箱にセットして給水ステーションから水を運んだり、洗剤と下着などの小物を入れて洗濯したりと、バケツ代わりに使えました」
掃除や片づけのとき手にはめれば、ビニール手袋代わりとしても使えます。
包丁とまな板より少量の水で洗え、煮沸消毒も少量のお湯ですむから、災害時の食材カットに最適。
「ニンジンなどの根菜もピーラーで薄く切ればすぐ火がとおるので、節ガスにもなりました。薄切り野菜は子どもが食べやすいのも◎」
災害時はゴミの収集も止まりがちで、洗い物を減らすために紙皿を多用すると家がゴミだらけに。
「鍋やフライパンにはアルミ箔を敷いて調理し、お皿にはラップを敷いてから食べれば水いらず。アルミ箔はフタ代わりにも」
災害時に流通が止まると、生鮮食品は手に入りにくいうえ価格も高くなり、野菜不足になる傾向が。
「実際に野菜不足でおなかの調子が乱れたとき、野菜ジュースや青汁に救われました。お湯で戻せる乾燥野菜もストックしやすくおすすめ」
「無添加・無香料の台所用石けんが家にあったのですが、食器洗いのほか洗濯、洗顔、洗髪までできて万能でした」
洗濯にもちょうどいい!
泡ぎれがいいので、水をたくさん使えない災害時の洗髪にはシャンプーより気持ちよく使えるそう。
電球の数が多くて明るい、乾電池式のイルミネーションライトは、停電時に役立ちます。新しい乾電池もセットで収納するようにしておきましょう。
<撮影/林紘輝 イラスト/アベナオミ 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
イラストレーター。防災士。宮城県出身、在住の3児の母で、長男が1歳のときに東日本大震災にて被災。その体験から2016年12月に防災士の資格を取得。著書に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40
』(学研プラス刊)など。
家にあるもので災害時を乗りきる超・実用的アイデアを、被災体験したイラストレーター・防災士で、3児の母でもあるアベナオミさんに教えてもらいました。
ビニール袋も役立つ
被災経験で役立った!普段から備えておくと安心なもの
電気やガス、水が自由に使えなくなっても、家にあるもので代用や節約ができればひとまず安心!
意外な使い方をするものもあるので、活用法を心にとめておきましょう。
●水の運搬や洗濯に使える!ビニール手袋の代わりにも。「ビニール袋」
「断水時、ゴミ箱にセットして給水ステーションから水を運んだり、洗剤と下着などの小物を入れて洗濯したりと、バケツ代わりに使えました」
掃除や片づけのとき手にはめれば、ビニール手袋代わりとしても使えます。
●包丁代わりにすれば節水&節ガスに。「キッチンバサミ&ピーラー」
包丁とまな板より少量の水で洗え、煮沸消毒も少量のお湯ですむから、災害時の食材カットに最適。
「ニンジンなどの根菜もピーラーで薄く切ればすぐ火がとおるので、節ガスにもなりました。薄切り野菜は子どもが食べやすいのも◎」
●洗い物を減らせる断水時の必需品。「ラップとアルミ箔」
災害時はゴミの収集も止まりがちで、洗い物を減らすために紙皿を多用すると家がゴミだらけに。
「鍋やフライパンにはアルミ箔を敷いて調理し、お皿にはラップを敷いてから食べれば水いらず。アルミ箔はフタ代わりにも」
●災害時の野菜不足を解消できる強い味方。「野菜ジュースや粉末タイプの青汁」
災害時に流通が止まると、生鮮食品は手に入りにくいうえ価格も高くなり、野菜不足になる傾向が。
「実際に野菜不足でおなかの調子が乱れたとき、野菜ジュースや青汁に救われました。お湯で戻せる乾燥野菜もストックしやすくおすすめ」
●洗濯物も食器も体も洗えて万能!「台所用石けん」
「無添加・無香料の台所用石けんが家にあったのですが、食器洗いのほか洗濯、洗顔、洗髪までできて万能でした」
洗濯にもちょうどいい!
泡ぎれがいいので、水をたくさん使えない災害時の洗髪にはシャンプーより気持ちよく使えるそう。
●停電時に役立つ。「イルミネーションライト」
電球の数が多くて明るい、乾電池式のイルミネーションライトは、停電時に役立ちます。新しい乾電池もセットで収納するようにしておきましょう。
<撮影/林紘輝 イラスト/アベナオミ 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【アベナオミさん】
イラストレーター。防災士。宮城県出身、在住の3児の母で、長男が1歳のときに東日本大震災にて被災。その体験から2016年12月に防災士の資格を取得。著書に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40
』(学研プラス刊)など。