アメリカ流・キッチン道具の意外な使い方4つ。肉団子づくりが激ラクに
自炊の機会が多い時期。料理グッズを新調したり買いそろえたりするのも楽しいものです。
「アメリカには、珍しいキッチン道具がたくさん。よく使われている便利なアイテムと、その活用法をご紹介します」と話すアメリカ・シアトル在住のライターのNorikoさんに、日本でもまねできそうなアイデアを教わりました。
意外な使い方も!アメリカのキッチン道具
アメリカに初めて来た頃、日本では見たことがないような色とりどりのキッチン雑貨に魅了されました。キッチン用品の専門店も多く、ウイリアムズソノマ、クレートアンドバレル、スーラターブルなどの有名ブランドは、聞いたことがある人もいるかもしれませんね。手頃な価格帯からそろうキッチン用品店は、ハワイやアメリカ本土の旅行で、ちょっとした土産物に買い求めるにもぴったりです。
シアトルでは、コロナ禍で厳しい規制が続き、レストランにもなかなか行けずに早1年。巣ごもりでの自炊生活にもかなり慣れてきました。
わが家では、キッチン道具の見直しも推進中です。「この道具は必要?」「どんな使い方があるの?」とリサーチしていくうちに、アメリカでよく使われている便利なキッチン道具とその新たな使い方を発見! 今回はその一例を紹介したいと思います。
日本では使ったことのなかったキッチン道具のひとつに、ポテトマッシャーがあります(1枚目の写真左から2番目)。その名のとおり、ポテトをマッシュする道具で、ゆでたじゃがいもをつぶしてマッシュドポテトをつくれます。
かさばるし、フォークなどで代用することも可能なのですが、時短とでき栄えという点においては右に出るものなし。フォークと違って、それほど力をかけなくても、がしがしつぶせて、すぐになめらかなマッシュドポテトができ上がります。
マッシュドポテトが大好きなアメリカ人の夫と息子のためにも、ここは捨てずに、取っておく必要がありそうです。ポテトサラダやコロッケづくりにも大活躍です。
じつはひき肉をほぐすのにも役立つ模様。フォークや木べらなどでほぐせばいいように思えますが、アメリカで売られているパッケージ入りのひき肉はかっちかちに固まっていることが多かったり、解凍したひき肉も芯が冷えて残っていたりと、意外と厄介なもの。私も塊がゴロゴロ残ったまま炒めることがあったので、ぜひ試してみたいと思います。
1枚目の写真左から3番目は、アイスクリームスクーパー。アイスクリームを丸くすくって、コーンやカップにのせられる道具です。これもアメリカの家庭では日常的に使われています。
アメリカ人はこれをクッキングにも活用しているようです。それは、アメリカ人が子どもの頃から愛してやまないミートボールづくり。すくうだけで、肉団子がぽんぽんでき上がるのは、確かに便利かも! 手で丸めたり、スプーンですくったりでは結構な手間なので、これも時短になりそうです。
つるっときれいなボール状には丸まりませんが、家族で食べる分には問題なし。肉団子入りのスープや鍋ものもあっという間に完成です。
日本でもおなじみ、ピーラー(1枚目の写真右端)は、野菜などの皮むきに使う道具ですが、端にある突起(とがったスプーン状のパーツ)でピーマンやシシトウ、唐辛子の種取りもできるというのは、あまり知られていない技かも。手でちぎるように種を取ると、食べられるところまで大きく取れてしまったり、唐辛子の場合はじんじん染みて爪の間が痛くなったりすることもありますよね。そんな失敗を回避できるなら、使う価値は十分ありでしょう。
レモンゼスターは、レモンの皮を削り、料理に香りと酸味のアクセントを添える道具です。これは薬味おろしにも使えます。たっぷりの大根おろしにはおろし器のほうがいいかもしれませんが、ほんのちょっとでいいショウガやニンニク、チーズなどは、ゼスターのほうが手軽で使い勝手がいいかも? 硬いものでも楽々削れます。
アメリカのキッチン道具は、日本でもネット通販などで購入できるようです。ぜひチェックしてみてくださいね。
アメリカ・シアトル在住で現地の日系タウン誌編集長。フリーランス・エディター/ライターとしても、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ〜日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産〜
』(海外書き人クラブ刊)、共著書に『ビックリ!! 世界の小学生
』(角川つばさ文庫)。
「アメリカには、珍しいキッチン道具がたくさん。よく使われている便利なアイテムと、その活用法をご紹介します」と話すアメリカ・シアトル在住のライターのNorikoさんに、日本でもまねできそうなアイデアを教わりました。
意外な使い方も!アメリカのキッチン道具
たくさんあって楽しい&便利!アメリカのキッチン道具
シアトルでは、コロナ禍で厳しい規制が続き、レストランにもなかなか行けずに早1年。巣ごもりでの自炊生活にもかなり慣れてきました。
わが家では、キッチン道具の見直しも推進中です。「この道具は必要?」「どんな使い方があるの?」とリサーチしていくうちに、アメリカでよく使われている便利なキッチン道具とその新たな使い方を発見! 今回はその一例を紹介したいと思います。
●ごつい見た目も実力は確か・ポテトマッシャー
日本では使ったことのなかったキッチン道具のひとつに、ポテトマッシャーがあります(1枚目の写真左から2番目)。その名のとおり、ポテトをマッシュする道具で、ゆでたじゃがいもをつぶしてマッシュドポテトをつくれます。
かさばるし、フォークなどで代用することも可能なのですが、時短とでき栄えという点においては右に出るものなし。フォークと違って、それほど力をかけなくても、がしがしつぶせて、すぐになめらかなマッシュドポテトができ上がります。
マッシュドポテトが大好きなアメリカ人の夫と息子のためにも、ここは捨てずに、取っておく必要がありそうです。ポテトサラダやコロッケづくりにも大活躍です。
じつはひき肉をほぐすのにも役立つ模様。フォークや木べらなどでほぐせばいいように思えますが、アメリカで売られているパッケージ入りのひき肉はかっちかちに固まっていることが多かったり、解凍したひき肉も芯が冷えて残っていたりと、意外と厄介なもの。私も塊がゴロゴロ残ったまま炒めることがあったので、ぜひ試してみたいと思います。
●すくえるのはアイスだけじゃない・アイスクリームスクーパー
1枚目の写真左から3番目は、アイスクリームスクーパー。アイスクリームを丸くすくって、コーンやカップにのせられる道具です。これもアメリカの家庭では日常的に使われています。
アメリカ人はこれをクッキングにも活用しているようです。それは、アメリカ人が子どもの頃から愛してやまないミートボールづくり。すくうだけで、肉団子がぽんぽんでき上がるのは、確かに便利かも! 手で丸めたり、スプーンですくったりでは結構な手間なので、これも時短になりそうです。
つるっときれいなボール状には丸まりませんが、家族で食べる分には問題なし。肉団子入りのスープや鍋ものもあっという間に完成です。
●レモンゼスターやピーラーも地味に活躍
日本でもおなじみ、ピーラー(1枚目の写真右端)は、野菜などの皮むきに使う道具ですが、端にある突起(とがったスプーン状のパーツ)でピーマンやシシトウ、唐辛子の種取りもできるというのは、あまり知られていない技かも。手でちぎるように種を取ると、食べられるところまで大きく取れてしまったり、唐辛子の場合はじんじん染みて爪の間が痛くなったりすることもありますよね。そんな失敗を回避できるなら、使う価値は十分ありでしょう。
レモンゼスターは、レモンの皮を削り、料理に香りと酸味のアクセントを添える道具です。これは薬味おろしにも使えます。たっぷりの大根おろしにはおろし器のほうがいいかもしれませんが、ほんのちょっとでいいショウガやニンニク、チーズなどは、ゼスターのほうが手軽で使い勝手がいいかも? 硬いものでも楽々削れます。
アメリカのキッチン道具は、日本でもネット通販などで購入できるようです。ぜひチェックしてみてくださいね。
【Norikoさん】
アメリカ・シアトル在住で現地の日系タウン誌編集長。フリーランス・エディター/ライターとしても、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ〜日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産〜
』(海外書き人クラブ刊)、共著書に『ビックリ!! 世界の小学生
』(角川つばさ文庫)。