水きりカゴはもう使わない。片づけ下手がまねして正解だった家事コツ
毎日使うキッチン。気持ちよく作業するためにもすっきりさせておきたい場所ですよね。でも、実際には、水きりカゴや洗剤、スポンジにまな板や調理道具などでゴチャつきがちに。
ここでは、ESSEonlineチームの片づけ下手編集Yが、水回りやガスコンロなどキッチンの作業台まわりのアイテムや使い方を見直してみた実体験をレポートします。
ESSEonlineの家事コツや収納記事を参考にキッチンを整え中
ESSEやESSEonlineでさまざまな暮らしのプロを取材すると、たくさんのマネしたいアイデアやテクニックに出合います。なのですが、もともと片づけが下手な上に、忙しさを理由に自宅でなかなか実践できず、わが家のキッチンは大変残念な状態になっていました。
ジャジャン! 今から約5か月前のわが家のキッチンのシンク回りです。
水きりカゴに、なぜか2段重ねのコの字ラック(シンク下で使用するはずがサイズが合わずここへ)、そしてさらにボウルとザルの中にも洗った保存容器が…。
当時賃貸マンションに、夫と2歳の子どもの3人暮らし。少し古めな仕様のキッチンには食器洗い乾燥機がないため、水きりカゴを使っていました。過去の取材をとおして、水きりカゴはいらないのでは? という思いは頭にあったものの、「食洗機がないから」「トレーがないタイプを使っているからまだ掃除がラク」など理由をつけてなんとなく使っていました。
ですが、昨年夏に育休から職場復帰して、ESSEonlineでキッチン回りの記事を担当したり読むにつれ、やっぱりなんとかしよう! と一念発起。水きりカゴを始め、もろもろを撤廃しました。
ちなみに、食器洗いボトルとハンドソープボトルは3COINSのもので今も愛用しています。
すっきり…! そして、掃除の必要性も再確認(汚れていてごめんなさい)!
ただ、一点問題が。わが家では家事は夫婦で分担。とくに夜の洗い物は夫が主に担当していました。そんな夫は私よりも水きりカゴを愛用。なくしたい旨を伝えたときも「え、なんで!?」という感じでした。
そこで、食器が置きっぱなしになりがちな点、掃除の必要性(子どもが生まれてとくに)や、ものがものを呼ぶ現状などを説明し、夫にはテストとしてやってみたい、と提案。水きりカゴは捨てずにしまっておくことにしました。
洗った食器は、以前から持っていたコンパクトな水きりマットや、無印良品で新たに購入したセルロースシートにふせ、すぐにふきんでふくシステムに。
正直、最初の1か月は、2回ほどは夫から「やっぱりあった方がいいのでは」の打診がありましたが、水きりカゴの衛生管理をきちんとやるなら、など戻す上での条件を提案すると諦める、というやり取りがありました。
その後2か月も経つと夫も慣れ、ないことが当たり前に。水回りの掃除もしやすくなりました。
その後今年の春に引っ越し。前の家でもあとづけタイプの購入を考えていた、食洗機つきのキッチンを手に入れました…(念願!)。
ESSEonlineの記事でもたくさんの方が暮らしが変わると話す、食洗機。
使ってみると、本当に最高でした。食器を洗ってふくのは1回あたりは数分でも、つもり積もればなかなかの時間に。
育休中もそうでしたが、コロナで家時間が長くなると、いつも食事の準備をして食器を洗っているような感覚に、少し疲れも感じていました。家族が増え洗うものも増えたこともあり、夫婦で食器洗いを押しつけ合うなんてことも。
食洗機なら、ほったらかして乾燥が終わればあとはしまうだけ。かなり気持ちがラクになりましたし、子どもとの時間も増えます。
水きりカゴと合わせて、なんとなく使っていた布の台ふきん。でもすぐにくさくなったり、ものによってはふき跡や毛残りが気になることもあり、ふきん迷子になっていました。
<無印良品のセルロースシート>
そこでまずは記事を参考に、無印良品のセルロースシート(3枚組 税込499円)を購入。
植物由来の繊維セルロースからつくられたこのシートは、スポンジワイパーとも呼ばれ、吸水性速乾性、耐久性に優れ、熱にも強いのが魅力です。
水に濡らすとやわらかくなり、絞るとさらに吸水力がアップします。
最初は上で紹介したように、乾燥した状態で水きり用として使っていましたが、台ふきとしても活躍するように。汚れたら洗濯機でも洗えますが、おすすめは煮沸消毒(※塩素系漂白剤は使えません)。
水に重曹(1リットルに対して大さじ1程度)を入れ、セルロースシートを煮沸。煮沸消毒は面倒なイメージがありましたが、やってみると簡単。匂いも汚れもすっきり落ちます。しかも水きれのいいシートなので、室内干しでも吊るせばすぐに乾くのもラクなポイント。
もう5か月ほど使っているので、くたっとしてきましたが、まだまだ現役。
たとえば、シンクのふき上げも…
このとおり! 気持ちよく水気をとってくれます。また、熱に強いので、鍋敷にも使えて便利。
<スコッティの洗って使えるペーパータオル>
もうひとつ、キッチンの作業台で活躍しているのが、下記の記事を参考に購入した、スコッティ「洗って使えるペーパータオル」です。
普通のペーパータオルのような見た目ですが、使ってみると本当にびっくり!
洗って絞ってもまったく破れません。
以前不織布のキッチンクロスを使ってみた際、その薄さがゆえに絞りにくいのが惜しいと感じましたが、これはほどよい厚みがあるので絞るのも問題なく、作業中の水気や汚れもさっとふき取れます。
いろいろと試した結果、今は、セルロースシートは水気の多い場所のふき取りや、使用中のまな板の水きり、鍋敷に使用。
洗えるペーパータオルは、乾いた状態のときは食洗機に入れない調理道具の水気をふき取り、テーブルやちょっとした汚れ用に使います。
その後、コンロ回りの油汚れや床をふくなどして使い倒します。
1日使ってもまだまだいける…! ので、洗っておいておき、翌日隙間時間で、窓のサンなど細かい部分をふきまくり、まだいけそうなら次の日も玄関ドアや自転車の掃除などに使って、ようやく捨てています。
ちなみに、コンロの五徳は掃除がしやすいように基本取り外しています。以前は汚れが気になったら掃除していたのですが、それだと汚れがこびりついてしまい、ときすでに遅し状態になりやすく。使うときだけつければ掃除も気楽にできます。
こちらは、インテリアショップで出合ったまな板。アメリカ発の「エピキュリアン カッティングボード」です。私が購入したのは、Mサイズ(購入時は税込3630円)。高いなと思いましたが、その使い心地はお値段以上。
まな板に関しても迷子状態で、よくある白いまな板から一年ほど前に、檜のまな板を購入したものの、黒ずんでしまい…、プチプラのものも使っていましたが曲がりやすく、また白に戻したものの、洗い上がりがイマイチで、プチストレスに。
でも! このカッティングボードは、硬くて軽い! しかも汚れが落ちやすく、すぐ乾く! 口コミでは刃が当たる音が気になるという声もありますが、私は気になりませんでした。むしろ、コンコンという音のせいか包丁の切れ味がよくなったような気分さえしています(笑)。
こちらもセルロース素材からできていて、プラスチック製と木製のいいとこ取りという感じ。熱にも強いので、鍋敷にも使えますし、もちろん食洗機もOKです(※塩素系漂白剤は使えません)。念のため白いまな板もまだ置いていますが、ほぼ出番はありません。
今回のチャレンジをとおして実感したことはこちら。
掃除や作業がしやすく、いつもご機嫌で過ごせる家を保つべく、またいい方法を知ったらまねをしてみようと思います。皆さんも気になるものがあればぜひ試してみてくださいね。
<撮影・文/ESSEonline編集部>
ここでは、ESSEonlineチームの片づけ下手編集Yが、水回りやガスコンロなどキッチンの作業台まわりのアイテムや使い方を見直してみた実体験をレポートします。
ESSEonlineの家事コツや収納記事を参考にキッチンを整え中
水きりカゴに台ふきん。手放したらキッチンも気持ちもすっきり
ESSEやESSEonlineでさまざまな暮らしのプロを取材すると、たくさんのマネしたいアイデアやテクニックに出合います。なのですが、もともと片づけが下手な上に、忙しさを理由に自宅でなかなか実践できず、わが家のキッチンは大変残念な状態になっていました。
●キッチン整理の手始めに、水きりカゴなくしてみた!
ジャジャン! 今から約5か月前のわが家のキッチンのシンク回りです。
水きりカゴに、なぜか2段重ねのコの字ラック(シンク下で使用するはずがサイズが合わずここへ)、そしてさらにボウルとザルの中にも洗った保存容器が…。
当時賃貸マンションに、夫と2歳の子どもの3人暮らし。少し古めな仕様のキッチンには食器洗い乾燥機がないため、水きりカゴを使っていました。過去の取材をとおして、水きりカゴはいらないのでは? という思いは頭にあったものの、「食洗機がないから」「トレーがないタイプを使っているからまだ掃除がラク」など理由をつけてなんとなく使っていました。
ですが、昨年夏に育休から職場復帰して、ESSEonlineでキッチン回りの記事を担当したり読むにつれ、やっぱりなんとかしよう! と一念発起。水きりカゴを始め、もろもろを撤廃しました。
ちなみに、食器洗いボトルとハンドソープボトルは3COINSのもので今も愛用しています。
●洗った食器おきは、扱いやすいマットやシートで代用
すっきり…! そして、掃除の必要性も再確認(汚れていてごめんなさい)!
ただ、一点問題が。わが家では家事は夫婦で分担。とくに夜の洗い物は夫が主に担当していました。そんな夫は私よりも水きりカゴを愛用。なくしたい旨を伝えたときも「え、なんで!?」という感じでした。
そこで、食器が置きっぱなしになりがちな点、掃除の必要性(子どもが生まれてとくに)や、ものがものを呼ぶ現状などを説明し、夫にはテストとしてやってみたい、と提案。水きりカゴは捨てずにしまっておくことにしました。
洗った食器は、以前から持っていたコンパクトな水きりマットや、無印良品で新たに購入したセルロースシートにふせ、すぐにふきんでふくシステムに。
正直、最初の1か月は、2回ほどは夫から「やっぱりあった方がいいのでは」の打診がありましたが、水きりカゴの衛生管理をきちんとやるなら、など戻す上での条件を提案すると諦める、というやり取りがありました。
その後2か月も経つと夫も慣れ、ないことが当たり前に。水回りの掃除もしやすくなりました。
●いよいよ導入された食洗機は…最高だった
その後今年の春に引っ越し。前の家でもあとづけタイプの購入を考えていた、食洗機つきのキッチンを手に入れました…(念願!)。
ESSEonlineの記事でもたくさんの方が暮らしが変わると話す、食洗機。
使ってみると、本当に最高でした。食器を洗ってふくのは1回あたりは数分でも、つもり積もればなかなかの時間に。
育休中もそうでしたが、コロナで家時間が長くなると、いつも食事の準備をして食器を洗っているような感覚に、少し疲れも感じていました。家族が増え洗うものも増えたこともあり、夫婦で食器洗いを押しつけ合うなんてことも。
食洗機なら、ほったらかして乾燥が終わればあとはしまうだけ。かなり気持ちがラクになりましたし、子どもとの時間も増えます。
●布の台ふきんをやめて、代わりに使っているもの
水きりカゴと合わせて、なんとなく使っていた布の台ふきん。でもすぐにくさくなったり、ものによってはふき跡や毛残りが気になることもあり、ふきん迷子になっていました。
<無印良品のセルロースシート>
そこでまずは記事を参考に、無印良品のセルロースシート(3枚組 税込499円)を購入。
植物由来の繊維セルロースからつくられたこのシートは、スポンジワイパーとも呼ばれ、吸水性速乾性、耐久性に優れ、熱にも強いのが魅力です。
水に濡らすとやわらかくなり、絞るとさらに吸水力がアップします。
最初は上で紹介したように、乾燥した状態で水きり用として使っていましたが、台ふきとしても活躍するように。汚れたら洗濯機でも洗えますが、おすすめは煮沸消毒(※塩素系漂白剤は使えません)。
水に重曹(1リットルに対して大さじ1程度)を入れ、セルロースシートを煮沸。煮沸消毒は面倒なイメージがありましたが、やってみると簡単。匂いも汚れもすっきり落ちます。しかも水きれのいいシートなので、室内干しでも吊るせばすぐに乾くのもラクなポイント。
もう5か月ほど使っているので、くたっとしてきましたが、まだまだ現役。
たとえば、シンクのふき上げも…
このとおり! 気持ちよく水気をとってくれます。また、熱に強いので、鍋敷にも使えて便利。
<スコッティの洗って使えるペーパータオル>
もうひとつ、キッチンの作業台で活躍しているのが、下記の記事を参考に購入した、スコッティ「洗って使えるペーパータオル」です。
普通のペーパータオルのような見た目ですが、使ってみると本当にびっくり!
洗って絞ってもまったく破れません。
以前不織布のキッチンクロスを使ってみた際、その薄さがゆえに絞りにくいのが惜しいと感じましたが、これはほどよい厚みがあるので絞るのも問題なく、作業中の水気や汚れもさっとふき取れます。
いろいろと試した結果、今は、セルロースシートは水気の多い場所のふき取りや、使用中のまな板の水きり、鍋敷に使用。
洗えるペーパータオルは、乾いた状態のときは食洗機に入れない調理道具の水気をふき取り、テーブルやちょっとした汚れ用に使います。
その後、コンロ回りの油汚れや床をふくなどして使い倒します。
1日使ってもまだまだいける…! ので、洗っておいておき、翌日隙間時間で、窓のサンなど細かい部分をふきまくり、まだいけそうなら次の日も玄関ドアや自転車の掃除などに使って、ようやく捨てています。
●ガスコンロの五徳は使うときだけセット
ちなみに、コンロの五徳は掃除がしやすいように基本取り外しています。以前は汚れが気になったら掃除していたのですが、それだと汚れがこびりついてしまい、ときすでに遅し状態になりやすく。使うときだけつければ掃除も気楽にできます。
●最近買ってよかった、キッチングッズ
こちらは、インテリアショップで出合ったまな板。アメリカ発の「エピキュリアン カッティングボード」です。私が購入したのは、Mサイズ(購入時は税込3630円)。高いなと思いましたが、その使い心地はお値段以上。
まな板に関しても迷子状態で、よくある白いまな板から一年ほど前に、檜のまな板を購入したものの、黒ずんでしまい…、プチプラのものも使っていましたが曲がりやすく、また白に戻したものの、洗い上がりがイマイチで、プチストレスに。
でも! このカッティングボードは、硬くて軽い! しかも汚れが落ちやすく、すぐ乾く! 口コミでは刃が当たる音が気になるという声もありますが、私は気になりませんでした。むしろ、コンコンという音のせいか包丁の切れ味がよくなったような気分さえしています(笑)。
こちらもセルロース素材からできていて、プラスチック製と木製のいいとこ取りという感じ。熱にも強いので、鍋敷にも使えますし、もちろん食洗機もOKです(※塩素系漂白剤は使えません)。念のため白いまな板もまだ置いていますが、ほぼ出番はありません。
今回のチャレンジをとおして実感したことはこちら。
・あたり前の見直しは大事!
・迷うときは、お試し期間を設ける
・やっぱり作業する台の上にはものがない方が効率がいい
・なるべく何とおりかの使い方ができるものを選ぶ
・片づけ下手は、お金をかけないことから、まずはまねしてみる
・迷うときは、お試し期間を設ける
・やっぱり作業する台の上にはものがない方が効率がいい
・なるべく何とおりかの使い方ができるものを選ぶ
・片づけ下手は、お金をかけないことから、まずはまねしてみる
掃除や作業がしやすく、いつもご機嫌で過ごせる家を保つべく、またいい方法を知ったらまねをしてみようと思います。皆さんも気になるものがあればぜひ試してみてくださいね。
<撮影・文/ESSEonline編集部>