平将門討伐で知られ、佐野市に城を築いたとされる平安時代の武将・藤原秀郷について理解を深めてもらおうと、ゆかりの地を巡るツアーが開かれました。

ツアーは藤原秀郷を活用した地域起こしを行っている団体が企画したもので、20人ほどが参加しました。

一行は、秀郷が築いたと伝えられる唐澤山城の跡を訪れ、市の担当者からガイドを受けました。

この城は佐野市が交通の要所であったことから、戦国時代には度々攻め込まれた記録があります。

敵の攻撃に備えるため、高さ8メートルもの石垣が積まれたのが特徴で、見張り台や堀の跡が残っています。

参加者は敵を足止めするために、城へ向かう道が入り組んだ構造をしていたことなど、秀郷にまつわるエピソードを聞き、歴史の表舞台に立った郷土の偉人に思いをはせていました。