8人の死を悼む 遺族と県など初の合同追悼式 那須の雪崩事故
2017年3月那須町で登山の講習中だった高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故から27日で4年です。
事故現場近くで26日、遺族と県が初めて合同で追悼式を行いました。
那須の雪崩事故は、2017年3月27日に発生し、登山講習に参加していた大田原高校の生徒7人と教員1人が死亡しました。
遺族の多くは「県の再発防止策が不十分だ」などと、これまで県が毎年開いてきた式には参加せず独自に追悼式を行ってきました。
しかし、事故の記憶が風化する心配などから26日、初めて合同での追悼式が催されました。
事故から27日で4年。山には雪が残り強い風が木々を揺らす厳しい天候の中、遺族や被害者、県の関係者などが一堂に会しました。
合同での追悼式に納得していない遺族や被害者もいる中、継続的な対話への決意も含めて行われた追悼式。この事故をめぐっては引率教員3人が業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていて、現在も検察による捜査が続いています。
参列した人たちは、それぞれの思いを胸に亡くなった8人の死を悼んでしました。