新型コロナウイルスについて、栃木県内の24日までの1週間の感染傾向をまとめました。

県は新規感染者が増えていることなどから、県独自の警戒度を上から3番目の「厳重警戒」に引き上げています。

県内では3月18日から24日までの1週間で、122人の感染が判明しました。

地域別では県内43例目のクラスターと認定された白鴎大学バスケットボール部がある小山市が39人と最も多く、家族内感染が目立った栃木市で31人など、県南での感染が多いことが分かります。

年代別で見ますと、20代から50代までの働く世代が6割を占めていて、中でも20代と30代が50人と若い世代の感染が拡大しています。

1週間ごとの感染者数の変化では緊急事態宣言中と解除後を挟んで減少傾向にあったものの、飲食店などの営業時間短縮要請が解除された2月下旬以降、再び増加しています。

現在、人口10万人あたりの新規感染者数と療養者数、 それに病床の使用率が「厳重警戒」の範囲にあり、県は独自の警戒度を今月20日から上から3番目の厳重警戒に引き上げています

期間は4月11日までで、県民に対し感染者が多い東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県への不要不急の移動を避けることを要請しています。

また、職場関係などの5人以上での会食や歓送迎会、新歓コンパ、飲食につながる謝恩会や花見などについては自粛を求めています。