【今日は下味冷凍日和 #6】「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」
レシピを教えてくれたのは……
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品保存&冷蔵庫収納アドバイザー」としても活動し、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。著書は60冊を超える。
一般社団法人「食エコ研究所」の代表理事でもあり、「食品ロス削減アドバイザー」「防災士(防災食・備蓄アドバイザー)」としても活躍。
下味冷凍「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」で「鶏むねのチーズタッカルビ風」
食材のなかには、下味冷凍することでおいしく仕上がるものがあります。鶏むね肉もそのひとつ。安価で大量購入しやすいので、一度にたくさん作り置きしておくにも扱いやすい食材ですよね。
今回ご紹介するのは、そんな鶏むね肉を使った下味冷凍レシピ。島本さんもおうちごはんを作るときは鶏むね肉をよく使うそうで、「これは我が家にとっても定番の下味冷凍。鶏むね肉にフォークで穴を開けておくと調味料がしっかり染み込むので、水分を含んでやわらかく、しっとりと仕上がります」とのこと。甘辛な味わいは、白ごはんと相性抜群! 食べ盛りが多いご家庭は特に大量ストック推奨です!
「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」の下味冷凍
材料(作りやすい分量:2人分)
・鶏むね肉……1枚
A コチュジャン……大さじ1と1/2杯
A 醤油……大さじ1杯
A 酒……大さじ1杯
A 砂糖……大さじ1杯
A ごま油……大さじ1杯
A おろしにんにく……小さじ1/2杯
保存の手順
1. 鶏むね肉を切る
鶏むね肉は繊維に沿ってそぎ切りにし、フォークで数か所穴をあける。
2. 冷凍保存袋に材料を入れる
冷凍用保存袋に1とよく混ぜ合わせたAを入れ、なじませる。
3. 冷凍する
空気を抜きながら平らにして袋の口を閉じ、冷凍する。
「鶏むねのチーズタッカルビ風」の調理
下味冷凍しておいた「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」にキャベツを合わせ、軽く炒めて蒸し焼きすれば、食欲をそそるタッカルビ風のおかずが完成!ピザ用チーズをのせて溶かせば、さらに濃厚な旨みを楽しめるチーズタッカルビ風のひと品に変身します。
「キャベツのほか、人参やピーマン、タマネギ、冷蔵庫のあまり野菜を組み合わせてみてください」(島本さん)
材料(2人分)
・鶏むねの甘辛コチュジャン漬け(冷凍)……1袋
・キャベツ……1/4個
・ピザ用チーズ……30g
・白いりごま……適量
作り方
1. 解凍する
冷凍していた「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」を冷蔵室に移して解凍する。
2. キャベツをざく切りにする
3. フライパンで材料を炒め、蒸し焼きにする
フライパンに油をひかずに1をタレごと入れて中火で熱し、2を加えて軽く炒め合わせる。蓋をして中火のまま3分ほど蒸し焼きにする。
4. 蓋を取って煮絡め、チーズをのせる
5. 盛り付け
チーズが溶けたら器に盛り、白いりごまを振る。
より好みに合った辛さに調えるなら
最後に、好みの味に仕上げるための注意点を。
「コチュジャンの辛さはメーカーによって異なるので、量はお好みで調整してください。はじめはレシピどおりに作って、次作るときはコチュジャンの量を加減すると、自分や家族に合った辛さに仕上げていけると思います」(島本さん)。
たんぱく質も食物繊維もたっぷり摂れる下味冷凍「鶏むねの甘辛コチュジャン漬け」。きっとお宅の食卓づくりのお役に立つはずです。さて、次はどんな下味冷凍レシピが登場するのか……次回もお楽しみに!