足利市が発表した新年度予算案は一般会計で516億円に上り、新型コロナウイルスによる市税の減収などで4年ぶりに減少することが分かりました。

当初予算案は前年度から22億円、率にして4.1%減となった516億円です。

新消防本部庁舎の建設や国体関連の施設整備が落ち着いたことや新型コロナウイルスによる市税の減収などが減少の主な要因です。

足利市によりますと、前年度から減少となったのは4年ぶりですが、今年度の2月補正予算と一体で考える14ヵ月予算の規模としては531億4千万円となります。

新型コロナウイルス対策を最重要課題としていて、ワクチン接種や医療関係機関支援福祉施設のクラスター対策などに補正予算と新年度予算合わせておよそ18億円を計上しています。

この14カ月予算でコロナ危機へ対処するとしています。

また、足利市は今年1月1日で市制100周年を迎えていて、新たな100年に向けた取り組みとして、記念事業のほか里山地域活性化事業などのまちの魅力向上におよそ10億円を盛り込んでいます。