新型コロナウイルスに対する県独自の警戒レベルが上から2番目の「感染厳重注意」に引き下げられてから1週間が経ちました。

飲食店をはじめ徐々に社会が落ち着きを取り戻す中、1月から休業を続けていた宇都宮市のホテルが1日から営業を再開しました。

宇都宮市西原町にある宇都宮グランドホテルです。国の緊急事態宣言が栃木県に再発令された1月18日から2月28日まで営業を休止していました。

気持ちを新たに客をを出迎えるため、およそ6週間にわたる休業期間を利用して普段は手を付けられないような場所まで施設をすみずみまで清掃しました。

久々に行われた朝礼で小林 博昭副社長が「これまで休んだ分、一人でも多くの人にサービスでお返ししましょう」とスタッフを激励しました。

ホテルでは、営業再開に合わせて10泊5万円のワーケーションプランを用意したほか、市内のスーパーと連携してホテルで提供している人気の料理を総菜として販売する取り組みを始めました。

長く続いた苦境から光が見え始め、コロナ禍に対応しながらどうサービスを充実させるか、第2の勝負が始まろうとしています。