今月13日に宮城と福島で震度6強を観測した地震で、一部の区間の運転を見合わせていた東北新幹線が24日、11日ぶりに全線で運転を再開しました。

今月13日に発生した地震では那須塩原から北の区間で、高架橋の柱10本と電柱20本が被害を受け、特に那須塩原と仙台の区間は運転できない状況が続いていました。

11日ぶりに全線で運転が再開となったJR宇都宮駅の下りホームでは再開初日の24日、スーツケースを引いた利用客などが北へ向かう新幹線に乗り込みました。

特に今は大学受験のシーズンで、運転再開を望んでいた親子が新幹線に乗り込む姿も見られました。

JR東日本によりますと、当面の間、臨時ダイヤで運行し本数を通常の8割程度にします。

東京と仙台、盛岡の区間は所要時間がそれぞれ1時間程度長くなるということで、JRはおよそ1カ月で通常のダイヤに戻す計画です。