知事選の違反巡り倫理委設置 宇都宮市議会
去年11月の県知事選挙で、告示前に投票を呼び掛ける文書を配ったなどとして、宇都宮市議会の当時の議長と市議などが公職選挙法違反の疑いで書類送検された問題で、宇都宮市議会は15日、倫理委員会を設置しました。
この問題は、県知事選挙の告示前の10月下旬、宇都宮工業高校の野球部OB会会員に、知事への投票を呼び掛ける文書を数百枚郵送したとして、宇都宮市議会の当時の議長の櫻井 啓一議員と福田知事の次男の福田 陽議員など、合わせて6人が公職選挙法違反の疑いで書類送検されたものです。
宇都宮市議会の倫理委員会は、今年度2度目の開催で同じ年度に2回開かれるのは初めてです。
委員会では、前回と同じ委員長に小林 紀夫議員が副委員長に村田 雅彦議員が選ばれました。
今後、書類送検された2人の議員の弁明や事情聴取などが行われ、倫理基準に違反したと認定した場合、処分が下されます。