被災地と栃木をつなぐ物産店 復興支援へオープン 東日本大震災から10年
東日本大震災からまもなく10年を迎えます。被災地の支援につなげようと東北・三陸地方の海産物などを扱う物産店が宇都宮市にオープンしました。
物産店は、宇都宮市鶴田にあるアンティークショップを改装しオープンしました。
運営するのは、鹿沼市などでリサイクル事業などを手掛ける「飛行船」です。
震災直後から定期的に岩手県釜石市などに支援物資を届ける活動を続けていて、これを通して生まれた絆がきっかけで2017年には鹿沼市に被災地の海産物を扱う食堂をオープンしています。
新たにオープンした店舗では、三陸地域の海藻などを中心におよそ65種類の品物を取り揃えていて、生わかめなど今が旬の海の幸を求めて多くの客が訪れました。
飛行船では今後、三陸の食材を仕入れ、栃木で販売をするだけでなく、店を通じて食材に興味を持った県内の企業などと被災地の生産者を結ぶ橋渡しも行っていきたいと考えています。