県の新年度予算案、注目の事業やそれに伴う組織改編について見ていきます。

まず新型コロナウイルス対策です。全体で2088億円を充て、このうち入院病床の確保や宿泊療養のためのホテルの借り上げなど医療や検査体制の確保・充実に305億円、そしてワクチン接種の体制作りなど感染防止対策に21億円を盛り込みます。

また保健福祉部に「感染症対策課」を新たに置き、専門の職員を配置します。

一方、新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業への資金繰り支援などに1、744億円を充てました。

その他「県林業大学校」を整備。また県外の医学部に進学した学生のUターンを促進するための相談窓口「とちぎ地域医療支援センター」が東日本と西日本に設置されます。

未来技術の分野ではAIやIoTなどを活用して生産設備の自動化や自律化を図る「スマートファクトリー化」の推進を目指します。

福田知事肝いりの地域の課題と企業をつなぎデジタル技術で解決する「デジタルハブ」の運営に乗り出し、総合政策部のデジタル戦略室を「デジタル戦略課」に再編する方針です。    

その他、里親の支援を行う機関を新たに置き、制度の普及啓発や委託後の養育支援まで一貫した体制を整えます。