県の「とちぎ未来大使」から夢を掴むヒントを伝えてもらう「夢講座」ですが、宇宙航空研究開発機構JAXAの吉川 真准教授が9日、出身地の栃木市の中学校でリモートでの講演を行いました。

吉川さんの講演は、栃木市の東陽中学校で立志式の記念行事も兼ねて行われました。

コロナ禍のため神奈川県の吉川さんの研究室からリモートで行われ、2年生187人がそれぞれの教室で話を聞きました。

吉川さんは打ち上げからおよそ6年の宇宙の旅を経て去年12月、小惑星リュウグウから物質を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ2」のミッションマネージャです。

講演では生徒たちに小惑星にはさまざまな形があり、これまでに100万個以上見つかっていること、この研究を通して地球上の生命の起源を探っていることなどを説明しました。

また最初の探査機「はやぶさ」の失敗をきちんと調べ、開発に生かしたことが「はやぶさ2」の成功につながったことを述べ、諦めずに挑戦を続ける大切さを生徒に伝えました。