ビジャレアル退団が噂されるMF久保建英【写真:Getty Images】

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ボルダラス監督は「どういう形になるか見ていくことになる」とコメント

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、ウナイ・エメリ監督の構想外となり今冬の退団が決定的となっている。

 移籍市場は現地時間4日から解禁されるなか、移籍先の有力候補とされるヘタフェのホセ・ボルダラス監督は、「クボはクラブが扱っているオプションで、どういう形になるか見て行くことになる」と語ったという。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルへ1年間の期限付き移籍。途中出場がメインながら開幕からコンスタントにピッチに立っていたものの、第14節から16節まで3試合連続で出番なし。そして、2021年最初の試合となったレバンテ戦で今季初のメンバー外となった。

 すでにこの冬の移籍市場でヘタフェへ再レンタルされると有力視されていたが、ビジャレアルを率いるエメリ監督はレバンテ戦の会見で「2日前にここに残りたいのか、それとも移籍したいのかを尋ねると、彼は移籍を求めていると認めた。プレー機会が少なく、彼はプレーする必要があると考えている」と、久保が移籍を希望していると明かしていた。

 ヘタフェは現地時間5日にスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)2回戦でコルドバと対戦するが、試合に向けた記者会見で、ボルダラス監督は久保について問われ、「クボはクラブが扱っているオプションで、どういう形になるか見て行くことになる」とコメントした。

 言葉から察するに、現場の監督としてはクラブに任せて静観している状態のようにも聞こえるが、近日中にヘタフェ入りが正式発表されることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)