ブラジルのボタフォゴでプレーするMF本田圭佑【写真:Getty Images】

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今年1月にボタフォゴ加入の本田、契約満了を受けて退団へ「忽然と異論を唱えていた」

 MF本田圭佑は今年1月にブラジル名門ボタフォゴへと加入したが、近日中に退団する可能性が急浮上している。

 海外メディアは「契約満了をもって本田はボタフォゴとの別れを要求している」と見出しを打ち、「今週中に公式発表される方針だ」と電撃退団の可能性を報じている。

 本田は昨年12月にオランダ1部フィテッセを退団後、今年1月31日にボタフォゴへ1年間の契約で移籍。ブラジル初挑戦のシーズンでキャプテンマークを託される試合も数多くあった。一方、チームは成績不振により今年だけで4度の監督交代を施す崩壊状態にあり、2部降格の危機に現実味が帯びてきている。

 そんななか、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「契約満了をもって本田はボタフォゴとの別れを要求している」と見出しを打ち、本田がボタフォゴの首脳陣に退団の意向を伝えたと取り上げている。本田は20日の第26節のコリチーバ戦で左太腿の筋肉損傷を負っており、これが本田にとってのラストゲームとなった可能性も指摘している。

「クラブのピッチ内外の状況は、本田を喜ばせていない。現在、ボタフォゴは最下位から2番目の順位に位置しており、深刻な経済危機にも直面している。首脳陣のいくつかの決定に対し、本田は忽然と異論を唱えていた。さらに、欧州からのオファーが届いているため、1月上旬にはブラジルを離れる必要がある。また、家族と一緒に過ごしたい意思も強い。今週中に公式発表される方針だ」

 本田はポルトガル1部ポルティモネンセからのオファーが取り沙汰されており、欧州復帰の可能性も指摘されている。自身の公式SNSでは今季の残留の意向は示していたものの、契約満了が目前に迫っている状況でもあるため、このまま退団し、新天地に向かうことになるかもしれない。(Football ZONE web編集部)