2020年5月、自身の定年延長問題のさなかに「賭け麻雀」報道で辞任した、元東京高検検事長の黒川弘務氏(63)。

「検察が、『桜を見る会』で安倍晋三前首相への捜査に動きだしたのは、黒川氏という “番犬” がいなくなったことの影響が大きい」(検察担当記者)

 12月10日、都内の自宅から自家用車で出てきた黒川氏を、本誌はキャッチ。平日の朝から向かったのは、千葉県内の乗馬クラブだった。車から降りた黒川氏を直撃した。

――「桜を見る会」で検察の捜査が進展していますが?

「忙しいので」と、ひと言答えて乗馬の準備をする黒川氏。その場でテキパキとブーツに履き替え、準備が整うと、一緒にいた黒川氏の妻が「時間ギリギリなので」と言い残し、ともに去っていった。乗馬には、足繁く通っているようだ。

「騒動を起こした黒川氏だが、『天下りはできる』といわれている。それまでゆっくり過ごすのだろう」(前出の記者)

 勝ち馬に乗る人生だ――。

(週刊FLASH 2021年1月5日・12日合併号)