新型Apple TV、新プロセッサ搭載かつゲーム重視で2021年発売のうわさ
アップルのセットトップボックスApple TVは長らく新型モデルが出ていませんが、最近とみに噂が活発化しています。そんななか、よりゲームに重点を置き、新型リモコンが付き、新たなプロセッサが搭載されたモデルが2021年に登場するとの予測が伝えられています。
今回の噂話の出どころは、Bloombergの名物記者Mark Gurman氏が読者向けに発信しているニュースレターです。Gurman氏は以前もアップルがApple TV用新型リモコンに取り組んでいると報じており、その続報という格好です。最新レポートでは、特にGoogleのChromecastよりもリモコンを紛失しやすいことが強調されています。
新型Apple TVに関しては有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Fudge氏がA12X/A12ZあるいはA14X(iPhone 12に搭載されたSoCであるA14 Bionicのバリエーション)を搭載した試作機の開発に取り組んでいるとツイート。さらに(現行モデルでは動作できない可能性のある)『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に匹敵するApple Arcade向け大作ゲームも開発中だと付け加えていました。
ほか直近では、Nikkei Asian Reviewが「アップルはApple TVの新型に、来年発売に向けて取り組んでいる」との事情通の話を伝えていました。そうした複数の情報筋のほか、iOS 14ベータからも新型リモコン関連のコードが発見されており、具体的な発売時期はともかく「いつか出る」ことは確実視されています。
すでにiPhoneやiPadでもプレステやXboxシリーズのゲームコントローラーはサポートされていますが、Apple Arcadeを大画面テレビで遊びたいニーズもあるはず。その点Apple TVは、AirPlayなどを介さずに「直接テレビに繋げる」強みがあります。また、かつてiPod touchがiOSゲームを安く遊ぶためのデバイスとして重宝されていましたが、新型Apple TVもお値段によっては大人気となるのかもしれません。
Source:Bloomberg