アユンテラス店舗

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 (株) アユン・テラス(TDB企業コード:644041263、資本金1000万円、東京都渋谷区桜丘町20-12、代表柴田力氏)は、12月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は清水貴暁弁護士(東京都千代田区内幸町1-1-1、清水・阿部綜合法律事務所、電話03-3507-5623)。債権届け出期間は2021年1月20日まで。

 当社は、1997年(平成9年)7月に設立。渋谷区桜丘町にてインドネシア料理店「アユンテラス」1店舗を運営していた。同店は、店内の椅子や小物、食器などバリ島のブランド品を使用するなど日本にいながらバリ島のリゾート気分が味わえる雰囲気や豊富なメニューが女性を中心に人気を博し、一部グルメサイトでも評価が高く、2019年6月期には年売上高約6700万円を計上していた。

 しかし、今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、来店客数の減少から売り上げの落ち込みを余儀なくされ、資金繰りが悪化。11月頃から新型コロナの感染が再拡大するなか、先行きの見通しが立たなくなったことから、11月23日をもって店舗を閉店し、今回の措置となった。
 負債は債権者約40名に対し約3700万円。