『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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全国映画動員ランキング発表!(12/19-12/20)

興行通信社が全国映画動員ランキングを発表しました。『鬼滅の刃』は公開10週目に突入です。そのほか人気コミックスを浜辺美波主演で実写化した『約束のネバーランド』や、仮面ライダーゼロワン、ワンダーウーマンなどが新たにランクインしました。

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10位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

来年1月23日に公開予定の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に合わせて『序』『破』に続いて公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が初登場10位に。

90年代を席巻したアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』を新たなアプローチでリビルドした新劇場版第3弾。

前作『破』では旧世紀版と大きく異なる衝撃展開が話題となったが、本作ではそれを遥かに上回る規模でまだ誰も知らない物語が描かれる。新キャラクターや新エヴァの登場はもちろんのこと終局に向けて動き出すストーリーから目が離せない。

エヴァ改弐号機と8号機は大気圏外でNERVが封印していた初号機の奪還に成功。一方、綾波レイを助けようと行動する過程で意識を失っていた碇シンジは、見知らぬ場所で目覚める。しかし、シンジの予想外の状況が目の前に展開。彼は何をすることもできず……

9位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』

大人気スマホゲーム『FGO』の劇場アニメは先週6位から9位に。

全世界で5000万ダウンロードを突破した人気ゲーム『Fate/Grand Order』初の劇場版アニメです。ユーザー間で人気の高いエピソード“第六特異点”を、ゲームとは異なる視点で描きます。主人公のベディヴィエール役に宮野真守、共演に島崎信長、高橋李依ら。製作はProduction I.G。

騎士ベディヴィエールが長旅の果てに辿り着いたのは、西暦1273年のエルサレム。そこは円卓の騎士、太陽王オジマンディアス、山の民が争っていた。そして、聖都を目指すベディヴィエールの前に、人類最後のマスター藤丸立香とマシュ・キリエライトが現れ……

8位『天外者』

三浦春馬主演で伝説の実業家・五代友厚の半生描く『天外者(てんがらもん)』は先週4位から8位に。

幕末から明治初期、現在の商都大阪の基礎を作り上げ、“東の渋沢栄一、西の五代友厚”と称された五代友厚の人生を、『利休にたずねよ』『海難1890』の脚本・小松江里子と監督・田中光敏の名タッグが描きます。共演は三浦翔平、西川貴教、森永悠希ほか。

江戸時代末期、日本はペリー来航に大きく揺れていた。そんな中、後に五代友厚となる五代才助は敏感にも新たな時代の到来を察知していた。そして、多くの侍に狙われ、国内の内輪揉めよりも世界に目を向けていた。そんなある日、才助は遊女のはると出会い……

7位『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』

『滝沢歌舞伎』は先週5位から7位に。

2006年3月に『滝沢演舞城』として上演されて以来、18年6月までに通算705公演を数えた滝沢秀明主演の『滝沢歌舞伎』を映画化。2019年からは滝沢が演出を手掛け、Snow Manがメインキャストを務める『滝沢歌舞伎ZERO』へと進化を遂げました。

舞台で繰り広げるアクションやダンス、ロケ収録による映像を融合させながら、新橋演舞場で開催した無観客公演をスクリーンで楽しめます。

6位『ワンダーウーマン 1984』

ワンダーウーマンの新作は初登場6位にランクインです。

世界中で大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』の続編です。第1次世界大戦を背景にした前作から一転、今回は1984年を舞台に、世界に破滅をもたらす新たな脅威に立ち向かうワンダーウーマンの姿が描かれます。

パティ・ジェンキンス監督とガル・ガドットが再びタッグを組み、クリス・パイン、クリステン・ウィグ、ペドロ・パスカルらが出演しています。

1984年、最愛のスティーブとの死別と孤独に向き合っていたワンダーウーマンこと、ダイアナ。ある時、そんな彼女の前に、スティーブが現われる。しかし、同じ頃、彼女の前に謎の実業家マックスの陰謀と正体不明の敵チーターの脅威が立ちはだかることに。

5位『劇場短編 仮面ライダーセイバー/劇場版 仮面ライダーゼロワン』

仮面ライダーゼロワン、初の映画単独出演作が初登場5位にランクインです。

昨年9月から今年8月まで放映された令和仮面ライダーシリーズ1作目『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』と、今年9月から放映されている2作目『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』の2本立てです。

AIが導入された新時代の日本を舞台に、ゼロワンが最終局面へと踏み出す様が描かれます。“男子高生ミスターコン2017”でグランプリを受賞した高橋文哉が主人公・飛電或人を演じるほか、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、アンジャッシュの児嶋一哉らが共演する。

監督は柴崎貴行(セイバー)、杉原輝昭(ゼロワン)。出演は内藤秀一郎(セイバー)、高橋文哉(ゼロワン)ほか。

人工知能が導入された、近未来の日本。そこに世界滅亡を目論み、自らを“楽園ガーディアの創造主”と名乗る謎の男・エスが現れ、同時多発テロが発生する。世界中が大混乱に陥る中、飛電或人は不破諫、刃唯阿、天津垓、迅、滅の5人と協力し、エスに立ち向かう。

4位『STAND BY ME ドラえもん2』

『STAND BY ME ドラえもん2』は先週3位から4位に。

原作漫画でも名作として名高い“おばあちゃんのおもいで”をベースにオリジナル要素を加えて再構築し、さらに前作で描かれた、のび太としずかの結婚をめぐる物語の続きも描かれます。監督は前作に引き続き、山崎貴と八木竜一。

ある日、ドラえもんとのび太は、今は亡きおばあちゃんが繕ってくれたくまのぬいぐるみを見つける。のび太はおばあちゃんに会いたくなり、タイムマシンで過去に。そこでおばあちゃんに、のび太のお嫁さんを見たい、と言われたのび太とドラえもんは未来へ飛ぶ。

3位『約束のネバーランド』

週刊少年ジャンプで連載された人気コミックスを実写化した“異色”脱獄ファンタジー『約束のネバーランド』は初登場3位にランクイン!

土日2日間で動員21万9000人、興収2億8800万円をあげており、初日から3日間の累計では動員28万4000人、興収3億7300万円をあげる好スタートを切りました。

今年6月まで週刊少年ジャンプに連載(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか)、2019年にはTVアニメが放映され、現在ハリウッドでの実写化企画も進行しているという話題作です。

浜辺美波が主役のエマを演じるほか、『万引き家族』の城桧吏、『仮面ライダージオウ』の板垣李光人、北川景子らが共演。監督は『記憶屋 あなたを忘れない』の平川雄一朗。

孤児院グレイス=フィールドハウスで暮らす子供たちは、母親代わりのイザベラの元、幸せな日々を過ごしていた。孤児のエマ、レイ、ノーマンも里親に引きとられる日を夢見ていた。そんなある日、エマとノーマンは孤児院に隠された秘密を知り……

2位『新解釈・三國志』

『三國志』を“新たな解釈”で描く完全オリジナル映画『新解釈・三國志』は先週と変わらず2位をキープ。

土日2日間で動員27万4000人、興収3億7800万円を記録しています。

福田雄一が脚本・監督を務める本作には、主演の大泉洋をはじめ、賀来賢人、橋本環奈、ムロツヨシら福田組オールスターキャストが集結。さらにストーリーテラーとして作品を盛り上げる語り部役に西田敏行。主題歌は福山雅治が担当しています。

今から1800年前、中国統一に燃える魏・蜀・呉の三国が戦いを繰り広げていた。怯える民のために立ち上がったのは、のちに英雄と讃えられる蜀の劉備。彼は呉と手を組み、3万の軍を率いて圧倒的な兵力差のある80万の魏軍と“赤壁の戦い”を繰り広げる。

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『鬼滅の刃』は、土日2日間で動員28万2000人、興収3億9000万円をあげて10週連続首位を達成です。

公開から10週連続での首位記録は、2004年以降では初の快挙です。これまでの記録は『ハウルの動く城』(2004年公開)、『アバター』(2009年公開)、『君の名は。』(2016年公開)の3作品が9週連続1位を達成していました。

『鬼滅の刃』の累計は、公開から66日間で動員2317万人、興収311億円を突破しています。

注目の歴代興収ランキングは、歴代1位の『千と千尋の神隠し』が今年のリバイバル上映分8.8億円を追加発表したことにより、歴代316.8億円となったため、現時点では歴代2位に留まっていますが、ジワジワと追い上げています。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 12/19-12/20)

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
2位『新解釈・三國志』
3位『約束のネバーランド』
4位『STAND BY ME ドラえもん2』
5位『劇場短編 仮面ライダーセイバー/劇場版 仮面ライダーゼロワン』
6位『ワンダーウーマン 1984』
7位『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』
8位『天外者』
9位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram』
10位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

今週末は『AWAKE』『映画 えんとつ町のプペル』『劇場版ポケットモンスター ココ』『ジョゼと虎と魚たち』『ソング・トゥ・ソング』『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』『FUNAN フナン』などが封切られます。