井上尚弥【写真:Mikey Williams/Top Rank】

写真拡大

マロニー粉砕の右が練習と完全一致。海外で広がる衝撃「プロフェッショナル」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が繰り出した右ストレートの衝撃が広がっている。米ラスベガスでジェイソン・マロニー(オーストラリア)を沈めたKOパンチ。井上はSNSで試合前の練習動画を公開し、対策がハマったことを明かしていた。これに米興行大手・トップランク社も反応すると、WBA公式インスタグラムも「リングに上がる前に勝負はついている」と動画付きで続いた。練習と本番の比較シーンに海外ファンも「なんて精度だ」と注目している。

 井上の完璧な一撃にWBAも注目した。7回、マロニーの顔面を打ち抜いたカウンターの右ストレート。戦前から描いていた通りのフィニッシュブローだった。試合後、井上は「マロニー対策がバッチリ当てはまった!」と記し、リング上でミットを持つトレーナーにカウンターのタイミングを計りながら、何度も右を打ち込む動画を公開。これにトップランク社も反応した。

 公式ツイッターが練習動画と連動させるように、マロニーをKOしたシーンを並べていた。この投稿に米ファンから「何と美しい」「全てが計画通りだね」「反復練習は技術を生む」と称賛の声が上がっていたが、WBAも注目。同じく比較動画を用いながら「多くの人が、試合とはリングに上がる前に勝負はついているものだと言う。もし信じないならば、ナオヤ・イノウエに聞いてみて」と公式インスタグラムにつづった。

 コメント欄では、海外ファンから「練習が完璧な状態を作る典型的な例」「プロフェッショナルだ」「彼はパウンド・フォー・パウンド最高の選手だ」「モンスターだ」「なんて精度だ」と驚いた様子の声が上がっている。高精度の一発の衝撃が広がっているようだ。(THE ANSWER編集部)