DV容疑の道渕諒平を解雇 ひろゆき氏は「ベガルタの対応」を批判
20日、ベガルタ仙台はMF道渕諒平との契約解除を公式発表した。
ヴァンフォーレ甲府時代にも知人女性への暴行容疑によって逮捕され、数ヶ月の出場停止処分を受けたことがあった道渕。今回の容疑も女性への暴行とされており、ベガルタは8月14日にその事件を認識し、顧問弁護士とともに対応を進めていたとのこと。
9月5日には双方合意の下で解決したと報告を受けていたものの、その二日後に宮城県警が道渕を逮捕。事件が週刊誌報道で明らかにされたことにより、ベガルタは本人に事実関係を確認した上、20日付で契約を解除したという。
今回のケースで問題視されているのは、クラブに事件が報告された後も道渕が試合で起用されていた点だ。
民放各局もこの事件を報道しており、TBS系列の「グッとラック!」では、“ひろゆき”こと西村博之氏がこう述べていた。
西村博之氏
「本人が悪いっていうのは当然なんですけど、僕はベガルタの対応がちょっと分からないんですよね。
逮捕状が出ているって時点で裁判官がこの人を逮捕するべき証拠があるなと判断しているわけで。
暴行があったって確定なんですよね、ほぼほぼ。
なので、客商売でそんな人を殴っちゃうようなやつを表に出していいの?って。
で、隠し通そうとしたってのであれば共犯じゃないですか、それって。
なので、悪いことをした人は悪い人ですよ、で、ビジネスだとしても、この人を出していても、すげぇ人気者になったとしても、絶対にどこかで週刊誌に漏らされるじゃないですか。
殴られた人もいるし、大手事務所の人も知っているし。
なので、やっぱりベガルタの経営層が判断を間違えたんじゃないかなって気がするんですけど」
ただ、同番組の出演者である弁護士の郄橋知典氏はこう指摘していた。
郄橋知典氏
「ひろゆきさんがお話になったなかで、逮捕の事実は確かに裁判官がチェックはするんですが、その段階で暴力をしたということが確定的だっていうような状況とはまた違うんですね。それは、刑事裁判を経てからの話なので。
厳密にそこでは判断がしかねるところがあって、ただ、言えることがあるとすると、被害女性が傷害の関係で被害届を出すって結構状況的には煮詰まっているなって言う風には…」
道渕は先週末の浦和レッズ戦にも先発出場し、73分に交代するまでピッチに立っている(以下映像11秒〜)。
背番号18が道渕。
【関連記事】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2019-20編)
アルビレックス新潟も問題発覚後に選手を起用していたこともあり、今回もコンプライアンス上の問題が指摘されている。