工藤遥『のぼる小寺さん』4か月ひたすら壁登る!制服ボルダリングのシーンも
元モーニング娘。の工藤遥が映画初主演を務めた『のぼる小寺さん』が本日7月3日に初日を迎えた。工藤が「練習は撮影期間を含め、約4か月。ただひたすら壁を登る毎日」と振り返る力作だ。
本作は珈琲によるコミックを『武士道シックスティーン』などの古厩智之監督が映画化した作品。工藤は壁を見るだけでウズウズしてしまうほどボルダリングが大好きな女子高生・小寺さんを演じた。伊藤健太郎、鈴木仁、吉川愛、小野花梨らが共演している。
工藤にとってボルダリングは今回が初挑戦だったが、スポーツクライミングが東京オリンピックの正式種目となり「注目度が高まっているからこそ、経験者に納得してもらえるような、説得力のある登りを見せたい」と強い思いで挑んだ。練習期間は約4か月におよび、家では指を鍛え、腹筋をおこなった。劇中には工藤の私物の指を鍛える器具も登場する。
この度、工藤ふんする小寺さんが高校の制服姿のままボルダリングに没頭する本編の冒頭映像が公開された。真剣な表情で壁に挑む小寺さんはしなやかな動きを見せ、その姿に、小寺さんのクラスメイトで進路に悩んでいる卓球部の近藤(伊藤)が見とれている。このシーンで小寺さんと近藤の間に会話はないが、近藤の心境が変化するきっかけとなるシーンだ。
「苦労したシーンは、ホールドからホールドに飛び移るシーン。映像として凄さが伝わるので要望があったのですが、なかなか苦労したのを覚えてます」と工藤。頑張れない若者たちが小寺さんと出会って変化していくストーリーはもちろん、工藤が全力で挑んだボルダリングのシーンにも注目だ。(編集部・海江田宗)