ナポリが6季ぶりコッパ・イタリア決勝進出…インテルはエリクセンの直接CK弾実らず

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 コッパ・イタリア準決勝セカンドレグが16日に行われ、ナポリとインテルが対戦した。

 新型コロナウイルス感染拡大による約3カ月の中断期間を経てカルチョが再開。中断前の2月に行われたファーストレグはナポリがアウェイで1−0の勝利を収めていた。

 4カ月後の開催となったセカンドレグは、インテルがいきなり先制に成功した。開始2分、クリスティアン・エリクセンが左CKでクロスを上げると、ボールはそのままGKダビド・オスピナの股を抜いてゴールネットを揺らした。

 2戦合計1−1に追いついたインテルは32分、アシュリー・ヤングのクロスからロメル・ルカクがヘディングシュート、40分にはアントニオ・カンドレーヴァがエリア右からシュートを打ったが、追加点のチャンスはGKオスピナのファインセーブに阻まれた。

 難を逃れたナポリは41分に高速カウンターを発動。GKオスピナからロングパスを受けたロレンツォ・インシーニェがエリア左に持ち上がり、相手選手2人を引きつけて横パスを送ると、走り込んだドリース・メルテンスがダイレクトで蹴り込んで同点ゴールを挙げた。

 後半に入ってナポリは53分、インシーニェがエリア右からシュートを放ったが、これは枠の左に外れる。猛攻を仕掛けるインテルは、77分にエリクセンがエリア前のFKで強烈なシュートを打ち、82分にもエリア中央に走り込んだエリクセンがアレクシス・サンチェスのヒールパスをダイレクトで叩いたが、どちらもGKオスピナにセーブされた。

 試合は1−1のままタイムアップ。ナポリが2試合合計2−1でインテルを破り、6シーズンぶりのコッパ・イタリア決勝に進出。17日に行われる決勝ではユヴェントスと対戦する。

【スコア】
ナポリ 1−1(2試合合計:2−1) インテル

【得点者】
0−1 2分 クリスティアン・エリクセン(インテル)
1−1 41分 ドリース・メルテンス(ナポリ)