人種差別と批判された「Glee」リア・ミシェル…共演者が擁護
人気ドラマ「Glee」のレイチェル役で知られるリア・ミシェルが、過去の人種差別的行動を共演者から暴露され、批判されている件について、メルセデス役のアンバー・ライリーが口を開いた。
事の発端は、米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官から暴行され、死亡した事件を受け、リアがフロイドさんを追悼するツイートをしたこと。これに対し、シーズン6でジェーン役を務めた黒人女優のサマンサ・マリー・ウェアはリアから差別的な行動を受けたことを告発。ユニーク役のアレックス・ニューウェルやマーリー役のメリッサ・ブノワもサマンサに同調するような反応を見せていたほか、ブリタニー役のヘザー・モリスもリアとの共演は「かなり不快だった」とTwitterで打ち明けている。
先日、ジャーナリストであるダニエル・ヤング氏のInstagramライブに出演したアンバーは、サマンサについて「自分のために立ち上がった彼女のことはすごく誇りに思う。真実を話すことを恐れなかったことを」と支持。一方で「わたしはリア・ミシェルを人種差別主義者だと言うつもりはない。世界が今このような状況で、黒人に対してだったから、そう思われるだけ」と自身の考えを明かし、「彼女は妊娠中よ。みんなも落ち着いたらどう」と呼び掛けた。
さらにアンバーは、リアに関する一連の騒動について「わたしからしたらどうでもいい。警官に殺されて、人が死んでるのよ」ともっと重要なことがあると訴えると、「わたしはリア・ミシェルの幸福を祈ってる。素晴らしい妊娠期間を過ごせることを願ってる。そして彼女が成長することを願ってる」と語り、「彼女から連絡があって、わたしはそれに返した。それで終わり。もう2年も彼女とは話してなかったけど。わたしは何の憎しみも恨みもないわ。このことについて何か言うのはこれが最初で最後」とリアから連絡があったことを明かした。(編集部・中山雄一朗)