レアル・ソシエダMFヤヌザイ、マジョルカMF久保【写真:Getty Images】

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久保の新天地候補としてレアル・ソシエダも浮上、MFヤヌザイの去就に影響か

 マジョルカの日本代表MF久保建英の去就に注目が集まるなか、かつて“神童”と呼ばれた男のキャリアに影響を及ぼす可能性があるようだ。

 「日本人の到着は悪いニュースを意味するかもしれない」とベルギーメディア「voetbalnieuws」が伝えた。

 19年夏にFC東京から名門レアル・マドリードへ完全移籍した久保は、シーズン開幕後にマジョルカへ1年間の期限付き移籍が決定。ここまでリーグ戦24試合で3ゴール2アシストの活躍を披露しており、今後の行方に関心が集まっている。

 ベルギーメディア「voetbalnieuws」は「『日本のメッシ』がヤヌザイをソシエダから離脱させる?」と報道。久保の新天地としてレアル・ソシエダも浮上するなか、神童と称されたベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイの動向に触れている。

 ヤヌザイは2013年、名門マンチェスター・ユナイテッドで18歳にしてデビュー。次代を担う逸材と脚光を浴びたが芽が出ず、ドルトムントやサンダーランドへの期限付き移籍を経て、2017年にレアル・ソシエダへ完全移籍した。今季ここまでリーグ戦17試合2ゴールのヤヌザイだが、「間接的に、日本人の到着はヤヌザイにとって悪いニュースを意味するかもしれない」と指摘している。

 レアル・ソシエダには今季、レアル復帰が噂されるノルウェー代表の神童MFマルティン・ウーデゴールが在籍。「ウーデゴールとは対照的に、久保は純粋なサイドアタッカーであり、ライバルとして手ごわい。久保の到着はヤヌザイ移籍を加速させる可能性がある」と分析されており、ヤヌザイの地位が危ういと見ている。

 久保の新天地候補として様々なクラブが挙がるなか、その動向次第でかつての“神童”が玉突き移籍することになるかもしれない。(Football ZONE web編集部)