「いつだって唯一の存在でありたい」…ヴェンゲルがリバプールのPL無敗優勝ならずに抱いた心境とは?

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アーセナル元指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏がリバプールの今季プレミアリーグにおける初黒星を振り返り、その瞬間に抱いた“満足感”を明かした。イギリス『talkSPORT』が報じている。

今季のプレミアリーグで30年ぶりのリーグタイトルにまい進するリバプールは開幕から無敗街道を継続。今年に入っても無傷でポイントを積み上げる状況が続いたが、2月29日に行われた第28節のワトフォード戦で今季初の黒星を喫して、ヴェンゲル氏が監督を務めた2003-04シーズンのアーセナル以来となる無敗優勝の可能性が消滅した。

プレミアリーグ史上唯一の無敗優勝を成し遂げた“インビンシブルズ”の監督だったフランス人名将は『beIN Sports』で、リバプールがワトフォードに屈して偉業達成のチャンスを逃した当時の心境を訊かれると、こう返したという。

「もちろん、(リバプールの敗北に)満足した。何かを成し遂げた際はいつだって唯一の存在でありたいものさ。リバプールは本当にやっのけてしまいそうだった」

「しかし、この偉業を繰り返すのは簡単じゃない。それを示すものだった。とにかく、その日はアーセナルのサポーターからかなりのメッセージをもらったよ」

また、2018年にアーセナルの監督を勇退して以降、国際サッカー連盟(FIFA)の役職に就いたヴェンゲル氏は今後、観客としての訪問を含めて古巣エミレーツ・スタジアムに戻る可能性についても問われたが、それを否定した。

「私はいつも完全にアーセナルを去ったのだと自身に言い聞かせている。それこそが私の下した決断だ」