アガサ・クリスティー生誕130年!『名探偵ポワロ』がNHK BSプレミアムにて4月4日(土)スタート
人気作家アガサ・クリスティーが生んだベルギー人名探偵が活躍する英国ミステリー『名探偵ポワロ』。英ITVで1989年に始まり、今も世界中で愛される同作が、4月4日(土)17:10よりNHK BSプレミアムでスタートする。
2020年は、作者クリスティーの生誕130年。それを記念し、毎週土曜の夕方にハイビジョンリマスター版で第1シーズンから第6シーズンまでの計45回が放送されることになった。
主人公のエルキュール・ポワロは、元はベルギー警察で働いていたが、第一次世界大戦により英国へ亡命して私立探偵に転職。自らの並外れた知能を「灰色の脳細胞」と呼び、どんな時も大きな口髭をピシッと整え、全身をおしゃれに固める彼は、泥まみれの田舎道もピカピカのエナメル靴で歩くという風代わりな探偵だ。事件の関係者との対話や心理学を通して、事件の真相を解き明かしていく。そんなポワロの冴えわたる推理はもちろん、彼を支える人々――相棒のヘイスティングス、ロンドン警視庁のジャップ警部、有能な秘書ミス・レモン――の奮闘する姿も必見。
ポワロを演じるのはデビッド・スーシェ、日本語吹き替え版は熊倉一雄。デビッドは舞台出身俳優としての緻密な役作りでポワロの几帳面さと鋭さを、熊倉は柔らかく和やかな口調でポワロの変人ぶりとシニカルな部分をうまく際立たせている。様々な俳優がポワロを演じてきたが、このデビッド×熊倉の組み合わせが一番しっくりくるという人も多いだろう。また、英国ドラマらしく各エピソードのゲスト俳優も豪華。現在映画やドラマですっかり人気の俳優が犯人、容疑者、被害者役などで出ているので、端々のキャストもお見逃しなく。
有名なトリックは長編が多いものの、実は短編にも秀作が揃うポワロシリーズ。特にこのドラマ化では『刑事フォイル』のアンソニー・ホロヴィッツ、『SHERLOCK/シャーロック』のマーク・ゲイティスらも脚色に関わっていることもあって原作よりドラマティックになっているものが多く、謎解き以外の面も含めて楽しむことができる。
ハイビジョンリマスター版『名探偵ポワロ』は4月4日(土)17:10より放送。(海外ドラマNAVI)
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『名探偵ポワロ』
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