八村塁【写真:Getty Images】

写真拡大

21日のバックス戦を人気ゲームのシミュ―ションを用いて放送

 米プロバスケットボールNBA)は新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズンが中断中。ファンをやきもきさせている中で、八村塁が所属するウィザーズの地元メディアが画期的な取り組みで話題を呼んでいる。米放送局「NBCスポーツ・ワシントン」が報じている。

 ウィザーズロスに嘆くファンには朗報だ。八村がバックスのヤニス・アデトクンボとしのぎを削るシーンが見られることになった。ただ、ゲーム上の話ではあるが……。

「NBCスポーツ・ワシントンとモニュメンタルスポーツ・ネットワーク社が、ウィザーズのシミュレーション試合を放送する」と見出しを打って報じている。

 21日(日本時間22日)にはウィザーズ―バックス戦開催予定だったが、中止となりファンは楽しみを失っている。そこで同局は人気ゲーム「NBA 2K20」を用いて試合のシミュレーションを行い、それを放映するという画期的な取り組みを行うというのだ。

「ウィザーズは土曜日の夜7時にバックスとの試合のシミュレーションが放送されることになっている。この放送はNBCスポーツ・ワシントンの放送スタッフの協力と共に、『NBA 2K20』と同じ映像と音響が用いられる」

同局は自信「楽しい経験になるはずだ」

 同局はこの取り組みに自信をもっているようだ。ウィザーズのストリーミングサービスを担当するモニュメンタルスポーツ・ネットワーク社のザック・レオンシス氏はこう語っている。

「私たちはファンがお気に入りのチームの試合を見ることが出来ずに、ガッカリしていることを理解しています。この困難な期間に、魅力的なビデオゲームのシミュレーションがファンを楽しませ、普段の感覚を味わえるように手助けできることを願っています」

 さらに同局のデーモン・フィリップスGMも「もしビデオゲームの中でのブラッドリー・ビールが本物のように動いていたら、ファンにとって、楽しい経験になるはずだ」と話している。(THE ANSWER編集部)