AFX通信によると、欧州司法裁判所の第1審裁判所は17日、米ソフト大手マイクロソフトが欧州委員会に2004年3月、欧州域内での競争法（独禁法）に抵触すると判断されて是正命令を受けたことを不服とし、同裁判所に行っていた異議申し立てについて、4月24−28日に審問を開くと発表した。

　　欧州委員会は2004年3月、マイクロソフトのOS（基本ソフト）である「ウィンドウズ」にバンドル（出荷時組み込み）されている音声映像ソフト「ウィンドウズ・メディアプレーヤー」が競合他社との競争を制限しているとして、4億9700万ドル（約585億円）の制裁金とソースコード（互換性を持たせるための基幹技術）の他社への使用許諾を科していた。　【了】