アダム・ドライヴァーが羊とディープキス!賛否両論『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のぶっ飛び予告
構想30年を掛け、9回も企画が頓挫し、史上最も呪われた企画とうたわれながらもついに完成した映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の予告編が公開された。主演のアダム・ドライヴァー(『スター・ウォーズ』続3部作のカイロ・レン役)が羊とディープキスをしたり、目玉の付いた奇妙な化け物が出てきたりと、夢と現実が入り混じるテリー・ギリアム監督節が全開だ。
物語は、仕事への情熱を失くしたCM監督のトビー(アダム)がスペインの田舎で撮影中、謎めいた男からDVDを渡されるところからスタート。それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果て、ドン・キホーテ役の老人ハビエルは自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出していた……。そしてトビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発する。
今回公開された予告編では、「大胆不敵で抱腹絶倒」「とんでもなく感動的」など欧州で絶賛される一方、北米では「狂気」「意味が全く分からない」と酷評されるなど、ギリアム節全開で賛否両論の渦を巻き起こした本作のぶっ飛び具合がしっかりと確認できる。
自身をドン・キホーテと信じる老人ハビエル役は『未来世紀ブラジル』のジョナサン・プライス、トビーのボス役は『ドラゴン・タトゥーの女』のステラン・スカルスガルド、ボスの妻でトビーを誘惑するジャッキ役は『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコが務めている。(編集部・市川遥)
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』は1月24日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開