この環境で子育てはできない。せっかく購入した集合住宅を、モンスター老人のせいで手放した話(東京都・30代女性)
出産を機に古い団地を購入。そこから恐怖の日々が始まった――。今回紹介するご近所トラブルは、東京都に住むCさん(30代女性)のそんな体験だ。
お年よりも多く住んでいる集合住宅。それぞれ子育ても経験しているはずだし、若い人の子育てにも協力的なのでは...。当初はそんな思いを抱いていたというCさんだったが、住み始めてから下階の住人から執拗な苦情を言われるようになり、苦渋をなめる日々を過ごすことになってしまったそうだ。
お年寄りは子育てに協力的だと思っていたら...
6年前双子を出産し、築40年以上の団地を購入。床上げなどの防音工事の内装もかけ、引っ越しました。私が出産の入院中、主人が1人で引越しをしたのですが、その日から下の方から「うるさい」と苦情。もちろん引越しの予定も告知していたのですが、苦情に繋がりました。
すぐに防音マットを敷きつめ、2か月が過ぎた頃、管理組合の会長さんがうちを尋ねてきました。どうやら会議で「上がうるさい」と苦情が出て、会長さんが来たようです。
もちろん、その夜に謝罪に行き、どのあたりがうるさいかお伺いし、気をつけて生活していました。それでも苦情は続き、夜21時ピッタリにインターホンが鳴る時もありました。
1度、家にも入れ、こうやって生活しています。ここにマットがあります。と、全ての部屋を見てもらったこともあります。それでもなお、苦情はおさまらず...。仕舞いには、
「朝、キッチンから音がないからご飯食べているか心配で...」「あなた達がうるさいせいで、主人がおかしくなっちゃって、離婚の危機になったのよ」「あなた達が引っ越してきたせいで、10年なかった喘息がまた出始めて...」
などと信じ難い言われ方をしました。
雨の日は、家でヨチヨチ歩きの双子を見ていたら、お昼12時頃、下から床を叩かれ、怖くてレインコート着させて外に出たこともあります。1人で家にいるのが嫌で嫌でたまりませんでした。
そんな生活を4年半送りました。子供たちには少しでもうるさいと下の方が来るので、いつも怒ってしまうし、仕事をしていたのですが、家に帰るのが憂鬱でノイローゼになりそうでした。
このままでは子供が小学生になり、2人で留守番する時が増えると、何をされるか分からないので恐怖でたまりません。友達も呼べないどころか、少しの生活音を立てるだけで怯えなければならない。この状況で子育てできない、と思い切って引っ越しました。
集合住宅はお年寄りも多く住んでいます。皆さんお子さんをそこで育てているはず。そして、きっとみなさん、子育てに協力的なはず...。以前はそう勝手に思っていましたが、共存は難しいのかもと勉強になりました。
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