MF本田圭佑【写真:Getty Images】

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欧州でのキャリアを築くスタートを切ったVVVの練習に参加 古巣も英雄の帰還を歓迎

 今年5月にオーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーを退団した元日本代表MF本田圭佑は、古巣のオランダ1部VVVフェンロの練習に参加している。

 欧州でのキャリアを築くスタートを切った地への帰還を、クラブ公式インスタグラムは「カイザー(皇帝)ケイスケ」と歓迎している。

 本田は昨夏のロシア・ワールドカップ後にメルボルン・Vへ加入すると、リーグ戦18試合に出場し、7得点5アシストをマーク。3月12日のAFCチャンピオンズリーグ第2節サンフレッチェ広島戦(1-2)でACL自身初ゴールを挙げるなど存在感を示したが、チームはファイナルシリーズ準決勝で敗退し、本田の退団も決まった。

 現在、所属先は未定の本田は、15日から古巣VVVの練習に参加している。2008年に名古屋グランパスからVVVへ完全移籍し、2部降格の憂き目に遭いながらもキャプテンとしてゴールを量産。08-09シーズンには、リーグ戦36試合16ゴールの活躍で1部昇格に貢献して2部MVPに輝いており、「HONDA」の名前が広く知れ渡ったクラブでもある。

 そんな英雄の約10年ぶりとなる帰還を、クラブも公式ツイッターとインスタグラムで「本田圭佑、フェンロにお帰りなさい!」と歓迎していたが、16日にはSNSで新たな写真をアップしている。

「カイザー(皇帝)ケイスケ」

 かつての「カイザー(皇帝)」という異名と、王冠マークの絵文字を添えた投稿では、約10年ぶりにVVVのエンブレムが施された黄色の練習着を身にまとった本田が、トレーニングで汗を流す様子を収めた写真5枚を公開。久々のチーム練習による充実感か、満面の笑顔を浮かべるショットもある。

 海外ファンも「彼が会いに来てくれて嬉しい」「レジェンドが帰ってきた」「ホンダサンはいつまでVVVの選手と練習を?」と、英雄の帰還を歓迎している。

 オランダ紙「リンブルフ」によれば、本田はオーバーエイジ枠での東京五輪出場に向けてイングランドやスペインでプレーすることを望んでいるというが、果たして33歳となったレフティーの新天地はどこになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)