『殺人を無罪にする方法』がシーズン6で終了へ。ヴィオラ・デイヴィスがコメント

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『グレイズ・アナトミー』や『スキャンダル 託された秘密』など、次々とヒット作や話題作を放つTV界の大物女性プロデューサー、ションダ・ライムズが手がける型破りなサスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』。米ABCで今年9月26日(木)から放送開始となるシーズン6を最後に幕を閉じることが明らかになった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。終了を受けたキャストのコメントも合わせてお届けしよう。

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本作の脚本と製作を担うピーター・ノーウォークが、「シリーズを終了させるのは苦渋の決断でした。最初からアナリーズ・キーティングの旅のエンディングは、はっきりと決めていました。ですが番組終了まで後15話あります。ですから、そのほかの登場人物たちにもきちんとしたエンディングを用意したいと思っています」と番組の終了を発表し、関係者やスタッフ、ファンに感謝の気持ちを述べ、最終話までまだまだ様々なサプライズやツイストなど予想外の展開が待ち受けていると語った。

証拠隠滅や偽造に脅迫、どんな汚い手を使ってでも依頼人を無罪放免に導くその冷淡非道な敏腕弁護士アナリーズという強烈な印象のキャラクターを生み出した『殺人を無罪にする方法』。主人公のアナリーズがロースクールで教える"殺人を無罪にする方法"から巻き起こるリーガル・サスペンスで、アナリーズを演じるヴィオラ・デイヴィスはその迫真の演技でアフリカ系アメリカ人女性として初の2015年度エミー賞ドラマ部門主演女優賞受賞という快挙を成し遂げた。

終了の発表を受け、ヴィオラは自身のTwitterにシーズン6の予告編を投稿。「人生で最高の作品のひとつ! これがファイナルよ。素晴らしいカーテンコールになったわ」

本作プロデューサーのライムズと彼女の制作会社Shondalandは、15年にわたり数々のヒット作品を生み出してきた米ABCを離れ、2017年8月に毎年約1000万ドル(約11億円)の報酬を条件にシーズン16&17への2シーズンまとめての更新が発表されている。

対するNeflixでは、NYの社交界で富豪を相手に詐欺を働いた実在の人物アンナ・デルヴェイを描いたものや、2012年に米大手ベンチャー・キャピタルを女性差別などで提訴し敗訴した実業家エレン・パオがシリコンバレーの性差別について自身の経験に基づいて書いた「Reset(原題)」原作のドラマの企画などが進行中。また、米国出身の小説家ジュリア・クイン著作でNYタイムズ紙のベストセラーにもなった「ブリジャートン」シリーズのドラマ化も6月に発表され、ジュリー・アンドリュース(『メリー・ポピンズ』)がメインキャストを務めることで注目されている。タイトル未定の本作はジョナサン・ベイリー(『ブロードチャーチ 〜殺意の町〜』)、フィービー・ディネヴァー(『スナッチ・ザ・シリーズ』)、レジェ=ジーン・ペイジ(『ROOTS/ルーツ』)、ポリー・ウォーカー(『メンタリスト』)らが脇を固める。

今回の終了決定を受けて、ションダ作品でABCが放送を続けているのは『グレイズ・アナトミー』とシーズン3への更新が決定しているスピンオフドラマ『Station 19(原題)』だけということになる。

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『殺人を無罪にする方法』© 2019 Disney/ ABC Television. All rights reserved.