チャイルドシートごと我が子を持ち込んだ父親(画像は『Sarasota Police Department 2019年5月7日付Facebook「CASE UPDATE: The man in the video released last night is the father of the child seen in the infant carrier.」』のスクリーンショット)

写真拡大

このほどアメリカで我が子を質屋に持ち込んだという父親の一報が届いた。後に「単なる冗談」だと主張した父親だったが、SNSでは「冗談にならない」と多くの人が憤慨している。『ABC7 KABC』『WSAZ NewsChannel 3』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

今月7日、米フロリダ州サラソタにある質屋「A&Fジュエリー&ローン・ストア(A&F Jewelry and Loan store)」の店員から警察に通報があった。店員によると、同日午後5時15分頃に男が幼児をチャイルドシートに乗せたまま抱えて来店し「子供を質に入れることができるか?」と尋ねてきたという。

店員はもちろん断ったが、会話の中で男が「2週間ほどベビーシッターが必要なんだ」と話していたことが気がかりで、幼児の身を案じた店員は警察に通報したそうだ。

通報を受けたサラソタ警察では男の情報提供を呼びかけるため、質屋のセキュリティカメラが捉えた男の映像を同日夜にFacebookに公開した。その時点では男と幼児の関係が分っていなかったため、投稿を見た人達は心配を募らせたようだ。

その映像の公開から約2時間後、サラソタ在住のブライアン・スローカム(Brian Slocum、43)と名乗る男から警察に連絡が入った。そして映像に映っている男は自分だと明かし、この状態に至った経緯を説明したいと申し出てきた。

ブライアン氏は警察に出向き、「我が子を質に入れるつもりは毛頭なく、ただの悪ふざけで、その様子を動画に撮ってSNSに投稿するつもりだった」と明かした。これにより警察では子供が無事だったということをFacebookを通じて報告した。

これを見たユーザーからは安堵の声が寄せられたが、この父親に対して「本当かな? 信じられないよ」「ふざけただけ? 責任ある父親のやることではない。これに関わった警察官などのマンパワーを考えてみろ」といった批判の声も相次いだ。

今回の件で、ブライアン氏は特に身柄を拘束されることも告訴されることもなかった。しかし警察では捜査の一環として、フロリダ児童家族サービス局に報告したという。

画像は『Sarasota Police Department 2019年5月7日付Facebook「CASE UPDATE: The man in the video released last night is the father of the child seen in the infant carrier.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)