(株)ソウルエイジ(TDB企業コード:960527572、資本金900万円、東京都港区東麻布2-23-3、代表山川智康氏)は、2月12日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。債権届け出期間は3月19日まで。

 破産管財人は島田敏雄弁護士(東京都千代田区永田町2-11-1、LM法律事務所、電話03-6206-1310)。

 当社は2010年(平成22年)2月に映画プロデューサーである前田紘孝氏によって設立され、同氏が代表に就任。その後、前田氏は2012年3月に代表を退任したものの、当社のホームページによると、同氏はこれまで『そこのみにて光輝く』(公開:2014年、出演:綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉など)、『神様はバリにいる』(2015年、堤真一、尾野真千子ほか)、『つむぐもの』(2016年、吉岡里帆ほか)など多数の映画のプロデュースを手がけ、『そこのみにて光輝く』はモントリオール世界映画祭、レインダンス映画祭、TAMA映画賞など数多くの賞を受賞。また、関連会社と連携して映画向けファンド組成運営事業や2013年からは新たに通所介護のフランチャイズ事業を開始していた。

 しかし、少数人数での運営から年収入高は僅少に推移し、前田氏に依存した運営となっていたなか、前田氏が今年1月に死去するなど事業環境が悪化していた。

 負債は調査中。