14日放送、日本テレビ「news zero」では、読売巨人軍の高橋由伸前監督が、広島東洋カープからフリーエージェントで加入した丸佳浩にインタビュー。丸の“原点”が高橋氏にあると伝えられた。

冒頭、高橋氏は「環境を変えるのが好きではない」と、自分なら移籍しなかったと振ると、丸は「カープの野球しか知らなかった」とコメント。「野球選手としての引き出しが増える」「見方が違ってくるのかな」と考えて移籍したと明かす。

巨人の印象を問われ、丸は「外から見ているともうちょっとサバサバしている感じ」だったが、実際は坂本勇人や同世代の菅野智之、小林誠司など「みんなフレンドリーでやりやすい」と答えた。

高橋氏は「巨人は入ってくることに慣れているチーム」とコメント。「いじられ方もいろいろとこれからひどくなるかもしれない。自分のテリトリーは守ったほうがいい」と、笑顔で意外な助言を送った。

同じ千葉県出身で14歳差の両者。巨人に対して「小さいときから憧れも当然あった」という丸が、初めて東京ドームで観戦したプロ野球の試合が、高橋氏が大活躍した一戦だったという。1998年8月4日、当時ルーキーだった高橋氏が大野豊氏からプロ入り初の逆転本塁打を打った試合だ。

高橋氏に憧れた丸は「父親が小学校の図工室からもらった竹ざおを、自宅の隣の駐車場で振っていた」と明かし、高橋氏の練習をまねていたとも明かしている。

今季の開幕戦、巨人はマツダスタジアムで広島と対戦する。「どんな雰囲気になるのか僕も楽しみ」という高橋氏に対し、丸は「温かく迎え入れてもらえるとは思っていない」と苦笑。そのうえで、「もう巨人の一員ですから、チームが勝てるように良い準備をしなければいけない。そこはやっぱり結果の世界ですから」と、白星発進を目指すと意気込んだ。