映画『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』完成披露舞台挨拶が26日、都内・竹芝ニューピアホールにて行われ、主演の北山宏光(Kis-My-Ft2)をはじめ、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、要潤、監督の筧昌也が登壇した。

2014年より集英社「月刊YOU」に連載され、シュールな世界感とあたたかいストーリーが人気を博した漫画「トラさん」を実写映画化した本作。酒とギャンブルに溺れる日々を送り、交通事故で命を落としてしまう売れない漫画家・高畑寿々男が、家族の本当の心・自分の本当の心を見つめ直せと1ヶ月の執行猶予で、猫として家族のもとに戻されるさまを描く。

主人公の売れない漫画家・高畑寿々男=トラさん(猫)役に、映画初出演にして初主演、初の父親役で初の猫役となるKis-My-Ft2の北山宏光が扮するほか、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、要潤、バカリズムらが共演する。

この日、北山は劇中でも披露している“猫スーツ(トラさん)”姿で登場し、会場に集まったファン680名を悶絶させた。北山は「これが正装ですから。これ着てるとチヤホヤされて得なんだ(笑)」とハニカミ。猫を演じるにあたっての役作りについて、「(猫スーツを着た時点で)もう完成しているので。猫の動画をたくさん見ましたが、猫によりすぎるというよりは、いかに人間ぽくありながら猫のスパイスを入れていく、このバランスが難しかったですね」と明かした。

また、北山と同じく猫役・ホワイテストを演じている飯豊は「16年間飼っていた猫が亡くなってしまって…その後にこの作品のお話が来たんです。飼っていた猫が真っ白の猫で、ホワイテストに本当に似ていて。偶然とは思えなくて、すごく縁を感じて猫の恩返しのような、いろんな想いを抱きながら演じていました」とコメントした。

さらに飯豊は、現場で北山が猫の練習をしているところを目撃し「これ言わないでって言われてたんですが、ここで絶対言おうと思ってとっておきました(笑)北村さんが鏡に向かって、(顔の毛繕いをするように)練習していたんです!ちゃんと動画を見て…」と暴露。北山は「やめてよ〜(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

イベントでは、本作で描かれるストーリーにちなみ「人生でやり直したいことは?」との質問が。飯豊が小学生の頃に「牛乳が嫌いな子の代わりに飲んであげていた」エピソードを披露し、「それで身長が伸びたのかもしれないです!」とにっこり。

飯豊のエピソードに“ざわつくファン”を見て、北山は「たぶんなんですけど…みんな、俺のことチビだと思ってるんですよ!」と嘆き。さらに、「牛乳をいっぱい飲んで寝ました!」とフォローする飯豊に対し、北山は「牛乳ちゃんと飲んだからね!」「俺も寝たんだけどね…もうちょっと身長伸びたかった(笑)」とこぼしていた。

「人生でやり直したいことは?」の質問に、北山は「合唱コンクールとか文化祭、どっちかっていうと『なんで頑張ってんだよ』って見ていた方でした。あの時にできること、それこそ青春をちゃんと謳歌しておけばよかったなぁ。部活とかいろんなことを一生懸命やっておけばよかったなと思います」と明かした。

さらに、「最近泣いたことは?」と聞かれると、北山はKis-My-Ft2が歌う主題歌「君を大好きだ」(2月6日リリース)を挙げ、「『なんていい曲なんだ…』って泣きました!」とアピールし、会場を沸かせていた。

映画『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』は2月15日(金)より全国公開

(C)板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会

映画ランドNEWS - 映画を観に行くなら映画ランド