【MLB】米番記者が振り返る大谷翔平の1年目 「新人王受賞は当然。驚きではない」
グアルダード記者がテレビで証言、開幕後は「前評判通りの選手になった」
投打の二刀流としての活躍が認められ、今季ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルス大谷翔平投手。全米野球記者協会の会員が投票した全30票のうち1位を25票獲得するなど、他の候補者を圧倒した。1世紀も前に活躍した二刀流ベーブ・ルースの成績が頻繁に引き合いに出されるなど、まさに史上に残るシーズンを送った大谷だが、MLB公式サイトでエンゼルス番記者を務めるマリア・グアルダード記者は「オオタニが成し遂げた快挙に対して栄誉が与えられたことは素晴らしい」と話している。
MLB公式テレビ局「MLBネットワーク」の番組に電話出演したグアルダード記者は、24歳二刀流の新人王受賞について「当然のこと。私にとって驚きではありませんでした」と証言。大谷が送ったルーキーイヤーは「健康状態は自身が望むほど良好とはいきませんでした。けれども、全体的に見れば成功と呼べるシーズンだったでしょう」と高く評価した。
さらに、日本からメジャーに戦いの舞台を移し、新たな環境に適応することは簡単ではなかったとし、「スプリングトレーニングで見せたパフォーマンスからも見てとれます」と指摘。それでも「シーズンが始まるとスイッチが入って前評判通りの選手になり、世間に非常に大きな話題と興味をもたらしたのです」と、シーズン開幕後の大谷フィーバーについて語った。
シーズン終了直後に右肘靱帯再建手術を受け、現在はリハビリに専念。来季は打者のみでの出場となるが、2年目はどんな形で飛躍を遂げるのか、周囲からは早くも大きな注目が集まっている。再び世間を驚かせるような活躍で、2020年の二刀流復活につなげることを期待したい。(Full-Count編集部)