マルセイユDF酒井宏樹【写真:Getty Images】

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途中出場の酒井が後半アディショナルタイムに決勝弾をアシスト

 マルセイユの日本代表DF酒井宏樹は、同代表GK川島永嗣の所属するストラスブール戦に途中出場し、試合終了間際に決勝弾のアシストをマークした。

 これに海外メディアも反応している。

 マルセイユは現地時間26日、リーグ・アン第7節でストラスブールと対戦し、3-2で勝利。途中出場となった酒井は劇的な決勝弾アシストで大きく貢献した。

 2-1で迎えた後半7分、左サイドバックのDFジョルダン・アマヴィが一発退場となったため、酒井はフランス代表MFディミトリ・パイェに代わり途中出場し、左サイドバックに入った。

 試合終了間際の後半44分に同点弾を許してしまい、肩を落としたマルセイユの選手たちだったが、土壇場で酒井が決定的な仕事を果たす。後半アディショナルタイム、ボックス左へのスルーパスに酒井が抜け出すと、左足のダイレクトパスをマイナス気味に供給。これを中央で構えていたFWヴァレール・ジェルマンが流し込み、劇的な決勝弾を奪った。

 フランステレビ局「RMCスポーツ」は「マルセイユに味方した試合はクレイジーな結末を迎える」と見出しを打って特集し、白熱したシーソーゲームを紹介している。また、酒井のアシストについても「前半から良質なパスに恵まれず、後半は守備に走らされていたジェルマンへノールックでラストパスを供給した」と称えている。

 主戦場である右サイドバックとは異なる役割を任せられた酒井だが、途中出場ながらチームを救う決定的な仕事を果たしてみせた。(Football ZONE web編集部)