16日放送、フジテレビ「S-PARK」では、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が放ったホームランボールの行方を追った。

15日の試合で松井秀喜氏以来となる20号を放った大谷。記念すべきメジャー初ホームランを打った時は、ボールを手に入れた少年とバットを交換。メモリアルボールは本人の元へと帰っている。

だが、本拠地エンゼル・スタジアムで放った13発のうち、9発はセンターから左中間方向に飛んでいる。観客が入れない「ロックパイル」という岩山付近に向かったボールはどうなったのだろうか。

エンゼルスの広報によると、「記録のボールの場合は広報が球場オペレーションと連絡を取り合ってそのボールを回収に行き、そのまま選手に渡されます」。特別な一発の場合、ボールは大谷の手に渡っていたようだ。

それ以外のボールについては、「スタッフが回収に行き、近くにいる、なるべく子どもたちに渡す形になっています」と、子どもたちにプレゼントしていると明かした。

ちなみに、ロックパイル付近にある青いペンキ缶にホームランボールがノーバウンドで入った場合、ペンキ会社から球団福祉団体に100万ドル(約1億1000万円)が基金される。ペンキ缶までは約137メートル。2014年に設置されてから、いまだ達成した選手はいない。

大谷はひじの負傷で手術を受けるのか、来季に向けて今後が注目されている。現地のジェフ・フレッシャー記者は番組に対し、大谷が来年打者に専念した場合、「25〜30本のホームランを打って、25盗塁はすると思う」と話した。

スタジオ出演の野村弘樹氏は「投手として専念してほしい。一日でも早く手術して、投手・大谷の姿を見たい」とコメント。立浪和義氏も「早く手術して、来年から投手に専念してもらいたい。(打者として)もったいないんですけど、投手のほうがもっと魅力があると思いますし、すごい成績を残せるんじゃないか」と、それぞれ早期の手術と二刀流断念を進言している。