プロが教える継続できる体づくりのコツ! メンタル編
これまで体づくりの基礎知識や食事方法などの具体的な内容をお伝えしてきました。今回は体づくりを継続させるための気持ちや取り組み方を紹介いたします。
1. 現状把握
現状把握とは今の自分が体づくりに取り組める環境にあるかどうかを整理・確認すること。無理なことは、相当な精神力や体力がないと継続できません。
今までの生活で出来上がった体に変化をもたらすためには、生活の中で不自然なことをしてあげなくてはいけないので、疲れますし、周りの協力は重要な鍵となってきます。周りに隠して行うより、周りを巻き込むくらいの勢いで体づくりを始められるといいですね。案外、体づくりにおいて味方にも敵にもなりうるのが、家族や友人、職場の方です。どうせやるなら味方が多い方が、体づくりはうまくいきます。
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2. モチベーション管理
なぜやる気がなくなってしまうのか、それは「なぜなのか?」が中途半端で決まっていないから。体づくりを継続・成功させるには自分が何のために体づくりを行っているか、日々「なぜなのか?」の確認をして食事や運動の意識を高めることが重要です。
3. 体づくりのプラン
継続できる体づくりは無理をしないこと。過度な体づくりは仕事や日常生活、精神状態に影響が出てしまうばかりか体づくりの失敗や生理不順、リバウンドの原因になってしまうかもしれません。
成功する体づくりを行う上で、目標設定→現状把握→少しの正しい知識を利用して【現実的に可能な期間と方法】を決めましょう。
その結果、体づくりのプランに対しての強度が見えてきます。例えば、10kgの減量を2ヶ月もしくは1年かけて行うのかで、当たり前のことながら2ヶ月間の凄まじい内容か1年間のゆっくりの落ち着いた内容か、厳しさのレベルは判断できますよね。毎日の積み重ねが目標というゴールに近く唯一の方法なので、小さくても焦らず少しずつ目標を目指しましょう。ゆとりを持ってプランを立てると、急な会食などで予定が狂ってしまっても期間的な時間があれば調節可能です。
4. 体づくり中『よくある例』
例:食べたくなってしまった。
→体づくりへのモチベーション低下。お腹が好きすぎている。タンパク質を摂って少し冷静になりましょう。目標を確認して食べられる食品や目標までの通過点を決めて、ご褒美の日を作ってあげる。
例:〇〇の雑誌に載っていた〇〇ダイエットの方が痩せると噂だから試してみよう。
→噂に流されず、正しい知識をもとに自分で判断する。体重減少が優先のダイエット法だった場合、摂取カロリーが基礎代謝に足りなさすぎて省エネモードになってしまったり、元の減量ペースに持ち直すまでに時間が掛かるだけでなくリバウンドの可能性がある。
例:目標を達成してどうすればいいか分からなくなってしまった。
→体は一生ものなので、次になりたい目標がないのであれば、なりたかった今の体を維持する方法や考え方にシフトする。ここで「目標達成だ!!!うぇぇぇーーーい!!」と自堕落な生活になってしまうと、急激にもしくは少しずつでも確実に自分が嫌だった頃へ戻ってしまう。
褒美はあくまで、ご褒美なので1〜2回をオススメ致します。
5. 最後に・・・
体作りの方法はたくさんありますが、正しい知識を用いて自ら判断と決断ができ、周りに流されなければセルフボディメイクも夢ではありません。自分で体づくりを取り組んでみてダメだったり、もともと体づくりの管理を誰かに任せたいという方は、パーソナルトレーナーにご相談ください。
[文: 奥山敬人]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
奥山 敬人(おくやま・けいと) OWL GYM
トレーナー兼カウンセラーとしてRIZAPに勤務。コーチング・カウンセリングを評価され、お客様の施術のほかトレーナー・カウンセラーへの研修ならびに指導を務める。
RIZAP銀座店・新宿店の立上げメンバーであり、1000名以上のボディメイクに関わる。
2017年より、パーソナルトレーニングジム「OWL GYM」を立ち上げ。
https://www.owlgym.com/