電柱からドラゴンフルーツが生えている?(市民提供)

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(台東 6日 中央社)電柱の先端からつるが伸び、その先には真っ赤なドラゴンフルーツの実がなっている。その数、およそ15個。東部・台東県の道端に現れた奇景に地元民から驚きの声が上がっている。

電柱のすぐそばに住む人は、電柱の隣に生えていた木に蜂の巣が作られていたため、木を切断したところ、ドラゴンフルーツがなっているのを発見したと話す。10年余り前に引っ越してきたときから、電柱とその隣の標識につるが巻きついているのに気付いていたが、何の植物かは分からなかったという。

ドラゴンフルーツは同県の特産の一つ。県内の農産物販売所の店主は、ドラゴンフルーツは登はん性の植物で、巻きつくものがなくなった地点で花を咲かせ、実を付けると説明。そのため、電柱から実がなっているように見えるのだろうと話した。だが、あまりの奇景に「見たことがない」と近隣住民。「消防局からはしご車を借りないと実が採れないのでは」と冗談交じりに話す声も聞かれた。

(盧太城/編集:楊千慧)