終始ハイテンションだったウィル・スミス(中央)。世界各国の記者が集結した場で、「ケイスケ・ホンダ」を発信した。(C)Getty Images

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 数多の名作で主演を演じてきた大物俳優が、日本代表MF本田圭佑への“愛”を明かした。
 
 フランスとクロアチアによるワールドカップ決勝を2日後に控え、現地モスクワ入りしたのがハリウッド俳優のウィル・スミスだ。アーティストとしての横顔も持つスミスは、今大会の公式ソング『Live It Up』をリリースしている。ファイナルのキックオフ前に、会場であるルズニキでライブパフォーマンスを披露する予定だ。
 
 アメリカ人のスミスにとって、フットボールとは、ワールドカップとはどういう存在なのか。ユーモア溢れる言葉で報道陣にこう語りかけた。
 
「アメリカで“フットボール”というと違う意味になってしまうんだけど、正直、僕自身もほとんど興味がなかった。でも2002年のワールドカップを現地観戦して、すべてが変わったんだ。こっちの“フットボール”はなんて素晴らしいんだろうと思い知らされた。いまじゃワールドカップに首ったけだよ。この世界中を包む熱狂に圧倒されてきた。現地での観戦は、今回が4度目になる」

 
 クールな(カッコいい)フットボーラーは誰かと問われ、スミスがまず挙げたのがブラジルの至宝ネイマールだった。
 
「本当に面白いヤツで、僕のほうから何度も会いたくてコンタクトを取ってきたよ。もう10
回くらいかな。普段もよくメールでやりとりはしているんだけど、さすがにいまは……返事がないね。こう言うしかない。人生には良いときと悪いときがある、とね」
 
 続いては、ユベントスへの移籍が発表されたばかりのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドで、「すごく愛しているし、どんなひとに対しても誠実なんだ。クールだよ、クリスチアーノは」と称えた。
 
 そして最後に飛び出したのが、日本で同じマネジメント会社に所属する本田の名前だった。
 
「ケイスケ・ホンダとは何度か会っていて、本当にオーセンティックで素晴らしいナイスガイなんだ。ハートが最高な一流だね」
 
 そう話して、日本のカリスマを褒め称えた名優。まさに抱腹絶倒の記者会見で、最後はジャーナリストたちとセルフィーを撮影するご機嫌ぶりだった。決勝当日はどんなパフォーマンスでファンを楽しませてくれるのか。実に楽しみだ。