【ファンキー通信】東京タワーがギネスだらけ!?

写真拡大

 様々な世界一の記録を掲載するギネスブック。今年2005年は、ギネスブックが誕生してからちょうど50周年にあたる。そんな記念すべき年になんと、東京にギネス記録が一大集結した。それが今年8月に東京タワーのフットタウン3階にオープンした「ギネス ワールド レコード ミュージアム TOKYO」だ。

 ギネス・ワールド・レコード社とライセンス契約を結んだ公式のギネス記録展示施設は、アメリカに3カ所とカナダ、デンマークに各1カ所の計5カ所に開設。今回の施設は世界で6カ所目の施設となる。

「1フロア約570平方メートルというスペースに、世界一に認定された300点以上の記録の数々が展示されています」と同施設の森川さんが説明。300点以上の等身大フィギュア、写真パネル、メモラビリア(本人関連グッズ)、映像などで、ギネス記録を紹介しているという。

 館内は「ビックリ人間」、「エンターテイメント」、「スポーツ」など、ジャンルで分類された13のゾーンで構成。海外施設との一番の違いは、ただ記録を展示するだけでなく、参加体験型のアトラクションを導入している点だ。例えば、巨大な天秤に乗って「最も体重の重い男性」と体重比較できるアトラクションがそう。この他、日本人とその記録を紹介する「日本の世界一ゾーン」を設置するなど、日本だけの特色ある展示を施している。

 「記録」とは常に塗り替えられていくもの。この「記録」をテーマにしたこの施設はもちろん常に進化し続ける。同施設の名誉顧問・齊藤大氏によれば「たとえば『ギネスに挑戦!』ということで、『まちおこし』『むらおこし』で世界一長いのり巻きをつくるといったイベントを行なうことがあれば取材に行き、その様子を記録する」という。

 大規模なテーマパークにあるように莫大な追加投資をすることなく、常に新しいものを打ち出していくことができるのも、この施設の特徴というわけだ。ただの展示施設ではなく、最新のアミューズメントスポットとしても今後注目を集めそうだ。(文/verb)

ギネス ワールド レコード ミュージアム TOKYO
http://www.gwr-tokyo.com