左から金委員長、文大統領、トランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】調査会社の韓国ギャラップが1日に発表した世論調査結果によると、トランプ米大統領に対する好感度は32%となり、北朝鮮との首脳会談を開く意向を表明した3月に比べ8ポイント上昇した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の好感度は10%から31%に急上昇した。

 調査は先月29〜31日、全国の成人男女1002人を対象に実施された。

 ギャラップは金委員長の好感度について、40〜50代で40%と高い一方、20代では最も低い16%で、保守系の最大野党「自由韓国党」の支持者や無党派層では20%を下回ったと説明。「南北首脳会談の合意履行や朝米(米朝)首脳会談の結果などによって変動するとみられる」と分析した。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ1ポイント下落した75%となった。先月26日に2度目の南北首脳会談を開催したが、支持率の上昇にはつながらなかった。不支持率は1ポイント上昇の15%だった。

 支持する理由については、「対北政策・安全保障」(18%)、「北との対話再開」(17%)、「南北首脳会談」(13%)など、支持しない理由には「経済・民生問題の解決不足」(29%)、「対北関係・親北傾向」(24%)、「最低賃金の引き上げ」(6%)などが挙がった。